究極のデジタルエクスペリエンス:より良い地球のために

ジュニパーネットワークスは、最近、年度の企業の社会的責任(CSR)レポートを発表しました。率直に申し上げると、この発表はとりたてて驚くべきことでも、新しいニュースというわけでもありません。しかしながら、今年になって重点事項に微妙な変化が見られたことは注目すべき点です。誤解のないようにお伝えしますが、私はジュニパーで長年勤務していますが、同社は常にCSR活動や報告書の作成に真摯に取り組んでいます。この微妙な変化とは、ジュニパーの事業とCSR戦略の結びつきがより強まり、相互依存し合う関係になったことです。2022年度の報告書にあるように、CSRは責任ある企業の戦略的な焦点と中核業務の根本的な推進力となる必要があります。 ジュニパーは、分野が異なりながらもお互いを補完する3つの柱を軸にCSR戦略を構築しています。信頼性とガバナンスの強化、将来の労働力の実現、そしてグローバルなレジリエンスの構築です。これら3つの柱が、ジュニパーの文化、目的、価値観の強力なフレームワークとなり、日常の業務やグローバル企業市民としての役割を形成しています。それぞれの柱がどのように組み合わされ、テクノロジー企業としてのジュニパーの将来の方向性をどのように形成しているかを説明するために、それぞれの柱に関するいくつかの重要な意図をご紹介したいと思います。 信頼性とガバナンスの強化 ジュニパーでは、当社の関係者は年々幅広くなるだろうと考えています。したがって、ジュニパーのコアにある誠実性を、事業のあらゆる側面において、またお客様、パートナー、サプライヤー、従業員、株主、インフルエンサーとのやり取りの中にも浸透させる必要があります。そして、もちろん、これは「単なる」言葉以上のものでなければなりません。ジュニパーの行動こそが、関係者の皆さんからの信頼を築き上げるのです。信頼のおける企業として評価を受けているからこそ、優秀な人材が集まるのです。 将来の労働力の実現 私にとっても、ジュニパーの幹部にとっても、最も貴重なアセットはジュニパーの社員です。才能が最も重要であることは誰もが知っていることです。多様性があり包括的な労働力が最も効果的であることをジュニパーでは理解しています。なぜなら、お客様とともに取り組んで、お客様の課題を解決するにあたり、最も豊かな考え方を組み合わせることができるからです。課題の中には、私たち全員が直面している最も大きく、最も困難な問題も含まれます。 グローバルなレジリエンスの構築 多くの地球規模の問題や自然災害の根源では、気候変動が問題となっている可能性があります。そのため、他の組織と同様に、環境への影響を最小限に抑えるべく努力する必要があります。当社の持続可能性のあるデザインや、製品やソリューションの革新性だけではありません。それ以上の取り組みを行いたいと考えています。自然災害に対しては、財政的な支援や当社の労働力を通して、実質的な支援を行うことができます。デジタル接続性を提供することで支援することができます。例えば、パンデミックにおいては、多くの新型コロナウイルス検査施設に無料のWi-Fiを提供するなどの支援を行いました。そして、当社の技術は、高等教育、政府および研究部門の多くのお客様の手にわたることで、気候変動に対する解決策の推進にも貢献できます。 持続可能性のある事業の方向性 当社のCEOであるラミ・ラヒムは2022年1月に、2025年までにカーボンニュートラルになるという誓約を発表しました。これはもちろん、継続的な戦略の基盤となる大きな取り組みです。この目標を達成するために、私たちはさらなるエネルギー効率化対策や再生可能エネルギーの調達を検討し、気候変動に対する取り組みに有意義な貢献ができるように努めています。サプライチェーンとの連携、パッケージングの改善、当社施設での資源消費への配慮などといったジュニパーの企業としての行動や言動が、持続可能性を継続的に前進させるにあたり重要な要素となっています。例えば、2021年にはサニーベールにあるキャンパス内のエネルギー効率の悪いビルを閉鎖し、より近代的で効率的な施設に業務を集約しました。 前述の通り、私たちがお客様のために設計および構築する革新的なソリューションは、お客様の業務における電力、スペース、冷却の消費量削減にも貢献します。これらのプラットフォームの多くは、継続的な技術革新の結果、ライフサイクルが大幅に延長されており、「取り外して交換する」というプログラムを最小限に抑えることで無駄を省いています。つまり、ジュニパーでは、持続可能なネットワーキングは、IT業界全体の必須課題だと考えています。 お客様を通じて、ジュニパーの技術は、人々やコミュニティ、都市、地球を脅かす産業、医療、交通、建設、教育、科学などのさまざまな課題に対する研究を支えており、実用的な軽減を可能にしています。私はこれを、事業活動に対するジュニパーのCSR戦略のターニングポイントだと捉えています。 接続を強化することで変化を促すというジュニパーのミッションは、これまで以上に重要な意味を帯びています。 その他のリソース 気候変動と持続可能性ページ ブログ:持続可能なネットワーキング – 今がその時 –    

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最新のSD-Branch:エッジでAIを活用

SD-Branchの背後にある考え方は、何も新しいものではありません。業界紙『TechTarget』によると、基本的にSD-Branchとは、「自動化および一元管理された、ソフトウェア中心の単一のプラットフォームのことで、既存の支店/拠点ネットワークアーキテクチャを置き換える、またはこれを補足する」とのことです。少なくとも、この分野でSD-Branchが初めて紹介された数年前には、そのようなものとしてまとめることができました。 それ以来、世界では大きな変化がありました。たとえば、テクノロジーの可用性や利用方法、ワークプレイスエクスペリエンスに対してお客様が期待するものが変化しています。IT部門は相変わらず、必要とする人材を見つけるのに苦労しており、IT部門に配分されるリソースは「より少ないリソースで、より多くの成果を出す」という状況を強いられています。 ここ数年で起きた大きな変化としてはこれ以外に、ネットワークの成功を図る尺度に関する企業の考え方の変化があります。ネットワークは、接続性や稼働時間では評価されなくなり、エンドユーザーに対して提供されるエクスペリエンスで評価されるようになりました。エンドユーザーは効率的に業務ができるか。エンドユーザーは、目的達成のために必要なツール、アプリケーション、データに、安定的かつオンデマンドでアクセスできるか。現在のネットワークの評価に使われている目安はこうした点です。 SD-Branchの考え方に話を戻しましょう。人材不足と不況のなかではとりわけ、より少ないリソースでより多くの成果を出すことがIT部門に求められています。こうした中、1つのプラットフォームであらゆるニーズを処理し、管理するという考え方、すなわちSD-Branchに議論が戻りつつあります。 最新のSD-Branchソリューションに求められること SD-Branchの背後にある考え方が受け入れられるにつれ、企業は、元々のアプローチに規定されていたこと以上の成果をSD-Branchソリューションに求めるようになっています。たとえば、セキュリティ機能を強化することや、自動化されたツールを導入してトラフィックを最適化すること、エンドユーザーエクスペリエンスを保護することなどです。ここでいうツールとは、管理およびクラウドファーストの手法を統合および簡素化するツールです。SD-BranchソリューションにSD-WANを組み込むことも重要な要素です。ITインフラストラクチャの管理を強化し、簡素化できるからです。 ジュニパーネットワークスのAIドリブンSD-Branchソリューションが現代の企業に最適なのは、こうした理由からです。 ジュニパーのAIドリブンSD-Branchは、AIドリブン、Software-Definedルーティング、スイッチング、Wi-Fi、Juniper Mist Cloudのセキュリティを利用して、支店や拠点間のコミュニケーションを簡素化します。トンネルなしのジュニパーセッションスマートルーティングがアプリケーションのパフォーマンスを加速させて応答時間を向上する一方、Mist AIが運用を自動化し、トラブルシューティングにかかる時間を縮めます。 個々のユーザーのリアルタイムサービスレベルを可視化することで、ネットワーク管理者はネットワークを継続的に微調整し、ユーザーエクスペリエンスを最適化することができます。管理ツールはクラウドベースなので、有線/無線LANおよびWANにおけるネットワークの構成、導入、運用も簡素化され、IT部門はより少ないリソースでより多くの成果を出すことができます。 ジュニパーのAIドリブンSD-Branchソリューションの主なメリットは以下のとおりです。 ユーザーエクスペリエンスの最適化:ネットワーク全体のAIドリブンインサイトを使用して稼働時間を改善し、トラブルシューティングを加速します。仮想ネットワークアシスタント「Marvis」はMist AI搭載で、ユーザーに影響が及ぶ前にネットワーク問題を事前に検知します。 支社/拠点のセキュリティの強化:IT運用を合理化しながら、ユーザーとデバイスを保護します。セキュアなベクトルルーティングとデフォルト拒否アクセスポリシーによって実現されるゼロトラストセキュリティにより、支社/拠点を簡素化し、セキュリティを強化します。ジュニパーのSSE(セキュアサービスエッジ)機能とAIドリブンSD-WANが連携することで、フルスタックの支社/拠点ソリューションを実現し、パフォーマンスを犠牲にすることなく、アプリケーションとユーザーを保護します。 クラウドベースのオンボーディング:ゼロタッチプロビジョニング(ZTP)と柔軟性のある構成テンプレートを使用して、数千もの支社に迅速に導入を簡素化します。 管理の統合:有線、無線、WANのクラウドベースかつAIドリブンの統合型管理により、運用の複雑さを低減します。これにより、今日の支店/拠点の多様な要件に対応するために必要な規模、信頼性、俊敏性を実現します。 ロケーションサービス:ジュニパー無線アクセスポイントおよびMist SDK(ソフトウェア開発キット)により、ネットワーク全体で一貫したカバレッジによりWi-Fi接続の死角をなくし、信頼性を向上できます。屋内位置情報サービス(特許取得済みのvBLE(仮想Bluetooth LE)テクノロジーがベース)により、サービスをパーソナライズしつつ、支店/拠点の変革を大幅に加速します。 SD-Branchを導入する ジュニパーは、支店/拠点における導入、運用、トラブルシューティングの容易さについて基準を設定してきました。また、クライアントからクラウドまで、最適化されたセキュアなユーザーエクスペリエンスをお客様とパートナーに提供することを確固としてコミットしていることを表明しています。エクスペリエンスファーストベースの最新のSD-Branchソリューションをできるだけ簡単に導入いただけるように、初期リリース中に、期間限定の特別価格キャンペーンを発表します。対象は、SD-WANを新規導入いただいたお客様です。 本バンドルにより、Mist AIドリブンのJuniper SD-WANを特別価格で導入し、以下のような機能をご利用いただけます。 ジュニパーの高度なセキュリティ:URLフィルタリングとIDS/IPS(侵入検知/防御システム)が含まれます。URLフィルタリングにより、インターネット上の特定のサイトとの間のアクセスを防止できるため、ビジネスとセキュリティの要件を満たすことができます。さらにIDS/IPSにより、増加傾向にある悪意ある高度な攻撃から支社/拠点サイトを保護できます。支社/拠点セキュリティパックにより、ジュニパーの主力ソリューションSD-WANを強化するとともに、機器を追加することなく、数多くの支店/拠点導入のセキュリティ要件を満たします。 Juniper Mist WAN

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ジュニパーネットワークス、Gartner®の2022年度の「SD-WAN 部門のMagic Quadrant™」で唯一のビジョナリーに

「大きく考えることが大きな成果につながる」 アメリカの作家、ウィルファード・ピーターソンの言葉からの引用ですが、ジュニパーが今年成し遂げた成果について考えたときに直ちに浮かんできたのがこの言葉です。 最近発表された『2022 Gartner Magic Quadrant for SD-WAN』において、ジュニパーネットワークスは2年連続でビジョナリーと評価された唯一のベンダーとなり、当社はこのことを誇りに思っています。 AIドリブンネットワーキングに対するジュニパーの先駆的なビジョンは、Mistをリリースした時から変わらず、実際ジュニパーはクラウドドリブンでAIOpsをWi-Fiに導入した初のベンダーとなりました。その際にジュニパーは、ユーザーエクスペリエンスに対する独自のインサイトをお客様とパートナーの皆様に提供し、事前対応型の自動化と組み合わせることでITのエクスペリエンスを最適化しました。ジュニパーによるMistの買収以降、このビジョンは有線LANの領域にまで拡張されました。今やジュニパーはこのビジョンを実践しており、大きく考えることが実際に大きな成果につながることを示し続けていると信じています。 では、このことがSD-WANとどう関係しているのでしょうか? 数年前にジュニパーは128 Technology(128T)を買収し、フルスタックのAIドリブンネットワーキングというビジョンをSD-WANに拡張しました。128T独自のセッションスマートルーティング機能およびジュニパーのエッジセキュリティポートフォリオと組み合わせることで、魅力的な差別化要因としてこれをお客様とパートナーの皆さまに提供します。以下はその例です。 Mist AI – 革新的なMist AIテクノロジーにより、ネットワーキングの予測可能性、信頼性、測定可能性を実現するとともに、ユーザーエクスペリエンスを高度に可視化できます。時間を要するIT部門の手作業がAIドリブンの事前対応型自動化機能と自己修復機能に置き換わるため、運用コストが減り、企業は時間とコストを大幅に節約できます。Mist AIを活用した業界初の仮想ネットワークアシスタントMarvisでシンプルなNLU(自然言語理解)を使用し、問題の特定と対処がこれまで以上に容易になります。 クラウド型サービス – ジュニパーのクラウドサービスは、ネットワークとセキュリティの両方のドメインにわたり、運用のシンプルさはそのままに俊敏性と拡張性をお客様に提供します。ユーザー、デバイス、アプリケーション動作、トラフィックパターンに関する詳細なインサイトが提供され、加えてWAN Assuranceソリューションにより人工知能(AI)機械学習(ML)技術を独自に応用して、重要なタスクを自動化し、エンドユーザーのエクスペリエンスに影響が及ぶ前にネットワークの問題を事前対応で対処します。 SSR(セッションスマートルーター) – SSRによって、ジュニパーはSoftware-DefinedルーティングとSD-WAN技術を次のレベルに引き上げます。SSRは、最も厳しい企業レベルのパフォーマンス、セキュリティおよび可用性の要件を満たす、アプリケーション認識型ネットワークファブリックを実現し、またエンドユーザーにとってこの上なく有益なネットワークエクスペリエンスを確保できるようにします。 包括的なセキュリティ – ジュニパーは、フルスタックのSD-WANおよびSSE(セキュアサービスエッジ)機能を提供します。これらの機能により、クラウドを活用したネットワークとセキュリティ両方のエクスペリエンスを最適化し、また単一ベンダーによる包括的なSASEソリューションの提供が可能になります。 ジュニパーのキャンパスおよびブランチポートフォリオ全体にわたって、ビジョンは変わりません。それは、AIOpsを活用してクライアントからクラウドまで最高のユーザーエクスペリエンスを提供することです。 ジュニパーはこの道のりの出発点にあたる有線および無線アクセスにおいて、リーダーの地位にすでに到達しています。現在は、ビジョナリーと評価されたセキュアなSD-WANにおいて、同じジュニパーチームで同じ道のりをたどっていると確信しています。

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有線/無線アクセスはJuniper Mistが先導

最新の2022年度Gartner® 有線および無線LANインフラ部門のMagic Quadrant™が発表され、3年連続でジュニパーがリーダーの1社に位置付けられました。また、評価対象のすべてのベンダーの中で、ジュニパーが2年連続で「ビジョンの完全性」および「実行能力」において最も高い位置づけであると評価されました。リーダーに1回位置付けられたことだけでも大変な成果ですが、2回、そして3年連続となれば、これは相当に大きな出来事といえるでしょう。他のほとんどのベンダーにはない、強力で永続的な勢いがあることを示していると考えられます。このジュニパーの勢いは当分は変わりそうにありません。 実際、最近の650 Groupの市場レポートでは、ジュニパーは最も急速に成長しているエンタープライズおよび屋外向け無線LANベンダーとされています。さらに、ジュニパーの最近の発表によると、有線と無線アクセスの両方で市場を記録的にリードしているジュニパーのAIドリブンエンタープライズソリューションにより、5四半期連続でプラスの前年比成長率を達成しています。 AIドリブンエンタープライズの製品管理担当グループ副社長のサディア・マッタは、次のように述べています。「画期的なクライアントからクラウドへの自動化、インサイト、自動運転アクションを提供することにより、使いやすさ、拡張性、コスト、パフォーマンスの点でMist AIは業界他社からはるかに抜きん出ています。この永続的な勢いは、世界トップクラスの製品チーム、営業チーム、マーケティングチーム、そしてパートナー各社が一丸となって取り組んでいることの証です。私たちは共に、定評のある価値を世界中のお客様とパートナー様にもたらし続けています」   信頼できる価値あるアドバイザーとして、また、Juniper Mistを活用することで成果を得て、エクスペリエンスを高めている世界中のお客様との関わりを通じて、ジュニパーが2022年度Gartner エンタープライズ向け有線および無線LANインフラストラクチャ部門の Magic Quadrantのリーダーの1社として位置付けられたことは説得力のある結果だと考えています。Gartnerは、2022年度Gartner® 屋内位置情報サービス部門のMagic Quadrant™でもジュニパーネットワークスをリーダーの1社と評価し、「ビジョンの完全性」において最上位の位置づけとしました。また、2022年度Gartner® SD-WAN部門のMagic Quadrant™では唯一のビジョナリーと評価しました。これらのレポートは、ITやユーザーエクスペリエンスを最適化するキャンパスネットワークやブランチ向けのソリューションをお探しの企業の皆様には必読です。 また、Gartner® Peer Insights™という、企業のソフトウェアとサービスに関する意思決定者のためのピアレビューと評価のプラットフォームがあります。たとえば、2022年度のGartner® 有線および無線LANインフラ部門のPeer Insights™ Voice of the Customerレポート(2022年5月31日)で、ジュニパーはCustomers’ Choiceの1社に選ばれました。130件のレビューに基づき、ジュニパーは5点満点中4.9点の顧客総合評価を得ました。回答者の99%がこのソリューションを推奨したいと答えています(該当Customers’ Choiceに選ばれたベンダー中最高の評価)。さらに、2022年度の第3四半期には、Gartner® Peer Insights™でジュニパーの無線アクセスポイントとエッジが、170件のレビューに基づいて5点満点の総合評価を獲得しています。(*) Gartnerチームの長年にわたる評価に感謝いたします。そして、Juniper

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Apstra Freeformの概要:高速でシンプルな、インテントベースのデータセンター自動化がどこでも拡張可能に

データセンターをより速く、より俊敏に、より費用対効果の高いものにするための最適な方法とは、どのようなものでしょうか? その答えは、Juniper Apstraによる自動化ですが、それがすべてではありません。Apstraを利用している企業では、手動による作業にかかる時間が大幅に短縮され、運用コストも大幅に削減されています。そのような企業は、環境を徹底的に簡略化することで、専門家がいなくても新製品の展開や新しい市場への拡大をより短期間で実現しています。 これは素晴らしいことですが、一方で、標準化されたリファレンスデザインを採用していない企業にとってはどうでしょうか? もし独自の仕様で構築された、高度にカスタマイズされたアーキテクチャを使用していたらどうでしょう? それでも答えは同じです。 本日、新たに追加されたApstra – Freeform Reference Designsを発表します。これにより、ベンダー、トポロジー、ネットワーク設計の違いに関係なく、あらゆるデータセンターにApstraのスピードと俊敏性がもたらされます。新しいライセンスオプションを利用すれば、わずかなコストで新しいスイッチを導入するだけで自動化を開始できます。 結論:データセンターを自動運転にすることでどのようなメリットがビジネスにもたられるかを想像していたとしても、Apstraが自社の環境に導入できるとは考えていなかったのであれば、今こそ見直す時です。 データセンター自動化の標準を設定する データセンターを安定して運用することは、ほぼすべての企業にとってミッションクリティカルな課題ですが、今日のビジネス環境では、その実現は簡単ではありません。最新のデータセンターを管理するということは、新製品の展開、新しい市場への参入、競合他社に先駆けた新しい価値の提供など、より迅速に行動することへのプレッシャーに常に直面することを意味します。企業の多くは、依然として部品の不足やサプライチェーンの遅れに悩まされています。その中で、データセンターそのものも複雑化し続けています。対応すべき新技術や構築すべき新機能が増え続ける一方で、高度なソフトウェアスキルを持つ人材の確保は、かつてないほど難しくなっています。 これが競争の現状であり、このような課題がなくなることはないでしょう。ただし、競合企業に先手を打って、ビジネスを優位に進める方法があります。それが自動化です。あらゆる業界の企業がその良さをすでに理解しているように、Apstraのようにデータセンターネットワークの自動化を実現できるものはありません。従業員数11万人以上、年間売上高110億ユーロを誇る、デジタル変革のグローバルリーダーであるAtosは、次のように評価しています。 「Apstra内のデータセンターリファレンスデザインにより、データセンターのネットワークファブリックを短時間で自動的かつシームレスに導入して運用できます。Apstra Freeformを導入すれば、異なるアーキテクチャを自動的に構築するだけでなく、Apstraを使って運用することもできます」 – Atos、ネットワークおよび音声エンジニアリング担当VP、リー・ライト氏 さらに、Juniper Apstraには次のようなメリットがあります。 インテントベースネットワークの構築:ファブリックに何をさせたいかをお客様が決定し、Apstraがその処理方法、つまりデバイスの設定やOSのアップグレードなどの方法を決定します。Apstraは、業界における、インテントベースネットワーク構築のパイオニアとして、データセンターのあるべき姿とその動作について、信頼できる単一の情報源を保持しています。エンドツーエンドのテレメトリと監視機能により、設計図に照らしてインフラストラクチャと運用を継続的に検証し、お客様のデータセンターがそのインテントを実現していることを確認します。 信頼性の向上につながるスピード感:ビジネスの俊敏性は、同一の非効率なタスクをより迅速に行うことで得られるわけではありません(CLIコマンドの自動化に特化した一部のベンダーツールはその限りではありません)。本当の意味でのスピードとは、信頼性が高く、一貫した、繰り返し可能な運用から生まれます。 このことは、巨大なネットワークの運用において達人ともいえるハイパースケール事業者との協力関係から学んだ教訓です。Apstraの標準化された、検証済みで繰り返し可能な設計により、お客様は拡張の必要が生じるたびに設計し直すことがなくなり、ビジネスの方向性を自由に決めることができます。新しいベンダーの追加や新機能の展開、さらには新しいデータセンターの構築も、すべてが正常に機能することを知ったうえで簡単に行うことができます。 業界唯一のマルチベンダーソリューション:サプライチェーンの混乱や、特定ベンダーによる、価格や製品ロードマップのロックインに対する最も効果のある対策は、ベンダーを迅速に変更する能力であり、Apstraはまさにこれを可能にします。Apstraを「リードタイムの裁定」と呼んで利用し、注文に応じるのに何か月も必要とする既存のベンダーからより短期間で納品できるベンダーに切り替えているお客様が多数いらっしゃいます。マルチベンダーの自動化により、雇用の柔軟性も拡大し、効率性が向上します。Apstraを導入すれば、特定ベンダーのポートフォリオやオペレーティングシステム(OS)のエキスパートを見つけてトレーニングする必要がなくなります。誰でもマウスをクリックするだけで、Day 0からDay 2以降もインフラストラクチャを管理できます。Apstraは、抽象化レイヤーを提供することで、ベンダーに関係なく一貫した運用を保証し、運用チームメンバーの誰もがエキスパートになれます。 最も重要なことは、Apstraは成果を達成するということです。Forrester Researchが先日実施した経済分析によると、Apstraを使用している企業では、平均で320%の投資収益率(ROI)を達成すると同時に、リソースの解放により、ビジネスが成長しているとのことです。 Apstra

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企業が競争上の優位性を求める中、いかに迅速にAIを活用できるようになるかが重要になりつつあります。反復的な繰り返しの業務を自動化することは、業務効率の向上とコスト削減につながるだけでなく、お客様にとってもメリットとなります。的確なインサイトに基づいて強化された、より正確で一貫性のあるサービスを提供することになるからです。AIに対する準備と導入に関連して、最近ジュニパーネットワークスが実施したグローバル調査では、APACの回答者のうちの75%が、現在AIを戦略上の最優先事項とみなしていることがわかりました。 すでにAIの能力を採用し、活用している企業は、 実際に有意義な成果を上げています。AIを通してネットワークにシンプルさ、信頼性、セキュリティをもたらすことで、IT運用チームはより高度なタスクに専念できるようになり、ユーザーも優れたエクスペリエンスを得られます。AIの専門知識を持つ人材を雇用する必要はありません。 クラウド時代のエクスペリエンスファーストネットワーキング 「未来はすでに現実となっている。平等に配分されていないだけだ」 ― ウィリアム・ギブソン AIが企業やネットワークユーザーに役立つということを、最も身近で象徴している例といえば、最近のリモートワークやハイブリッドワークの急増でしょう。 不安定な接続状態での在宅ワークは困難であり、IT管理者はネットワークに対する大きなプレッシャーにさらされています。これまでの企業のIT環境は、一か所で一元管理されたもので、エンドポイントはすべて把握されていました。しかしながら、現在のハイブリッドワーク環境は、自宅にあるWi-Fiや地域のプロバイダに依存せざるをえず、基盤となるインフラが多様化しています。必然的に、ユーザーのエクスペリエンスも一貫性のないものとなっています。ファイバー接続しているユーザーもいれば、いまだにADSLを利用しているユーザーもいます。新型コロナウイルスによってこの課題が浮き彫りになり、ネットワークを改善させるための起爆剤となりました。 ジュニパーのAIドリブンエンタープライズは、ネットワークのこうした一貫性のなさを解決し、エクスペリエンスファーストネットワーキングを実現します。ジュニパーのクラウドネイティブプラットフォームは、Mist AIを自動的に活用して個々のユーザーのニーズに合わせてネットワークを最適化します。また、仮想ネットワークアシスタント「Marvis」が問題を特定して改善し、必要なオーバーヘッドを削減するソリューションを適用できます。 例えば、組み込みのジュニパーのセッションスマートルーティングを使用することで、二重の暗号化を回避し、トンネルフリー接続を実現できます。また、Marvisは常に接続性を測定し、異なる場所、異なるデバイスあるいは異なるアプリケーションでの使用パターンを識別することで、共通する問題に自動的に対応したり、ネットワーク管理者に推奨事項を提示することができます。 エクスペリエンスファーストネットワーキングとは、レストランで美味しい食事を楽しむようなものです。調理にどんなコンロが使われているのか、どんな調理をしているのかなどを、気にする必要はありません。ウェイターはMarvisのような存在です。お客様が最高の状態で食事を楽しむことができるように、質問に答えたり、行動したり、必要に応じてお勧めを伝えることができるように、常にスタンバイしています。これが、AIがもたらすエクスペリエンスのクオリティです。テクノロジーを見えないようにしながらアクセスできるようにし、ネットワークを最適化するために意図的に行動を起こし、シームレスな接続を実現します。ユーザーに影響を与える前に、問題を解決することさえできます。 エクスペリエンスファーストネットワーキングからメリットを得るのは、ユーザーだけではありません。すべてがクラウド上にあるため、しばしばダウンタイムの最大の原因となっている、ネットワークの変更ミスから生じるリスクを最小限に抑えることができます。AIはネットワーク運用を容易にし、設定やトラブルシューティングにかかる時間を短縮し、障害チケットの件数も大幅に削減してくれます。Marvisには自然言語処理が備わっており、「今日のリーの接続状態は?」などというように、人が話す日常的な言葉で質問できます。継続的な機械学習により、長年にわたる企業のトラブルシューティングから導き出されたもので、特別なAIトレーニングは必要ありません。Marvisでチームを強化することで、有能なIT担当者を繰り返し作業から開放して、価値を追求するための作業に専念させることができます。 AIが価値実現までの時間を短縮 価値実現までにかかる時間の短縮は、ほとんどの企業にとって優先事項です。ジュニパーのアクセスポイントは、インストールや設定に特別なスキルは必要ありません。箱から出したら、あとはプラグを差し込んで、QRコードを関連アプリに取り込むだけです。ジュニパーのMist AIソリューションが、設定済みの導入コードをAPにプッシュするので、アクセスポイントはほんの数分、あるいは数秒でアクティブにできます。 AIを使用することで、確保されたネットワークエクスペリエンスと平均解決時間(MTTR)の短縮も実現できるため、有意義に使える時間も増加します。これはAIに、潜在的な問題を正確に特定して、自動的に修正するか、解決のための推薦事項を提示することができる機能が備わっているからです。 ネットワークで収集されるデータには大きな価値があります。このデータを活用することで、従業員やユーザーエンゲージメントを高める高度なサービスを提供できます。ジュニパーの屋内位置情報サービスは、独自の仮想Bluetoothオーバーレイ(vBLE)をベースにしたもので、バッテリービーコンを必要としません。代わりに、アクセスポイントには多数のトランスミッターが組み込まれており、ネットワークからリアルタイムでデータを収集して、分析やインサイトを提供します。例えば、従業員の安全なオフィスへの復帰を促進したいと考えている企業の場合であれば、ネットワークデータを利用してソーシャルディスタンスを推進できます。部屋や建物の稼働率を監視したり管理でき、近接追跡を使用すれば、感染症の濃厚接触のリスクを従業員に知らせることができます。また、大規模なビルやキャンパスでも資産にタグを付ければ、資産を簡単に見つけ出すことができます。 エクスペリエンスファーストネットワーキングを実現 AIソリューションが統合され、長年蓄積された機械学習が活用できるようになれば、ユーザーやITチームが真の価値とメリットを享受できるようになるまでに、それほど時間はかかりません。ジュニパーのAIドリブンエンタープライズは、AIをすぐに活用して、企業の組織全体にプラスの影響を与え、運用上の課題を大幅に軽減し、サービスを強化し、コストを削減することができます。

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リーダーであること:EXシリーズとMist AIポートフォリオの拡張

ジュニパーネットワークスは、過去数年間にわたりネットワーク業界を変革してきました。その画期的なAIOpsと最新のクラウドは、卓越した俊敏性と拡張性をもたらします。世界中の一流企業が当社を信頼し、Gartner®などの業界のアナリスト企業は他社と区別するようになりました。当社は、最新のGartnerの「エンタープライズ向け有線および無線LANインフラ」部門Magic Quadrant™においてリーダーに選出されました(実行能力で最高スコア)。 ジュニパーはリーダーという目標に向けて、本日、AIドリブンエンタープライズポートフォリオに複数の新たな機能強化を加えることを発表しました。これにより、エンタープライズのお客様から多くの要望があったパフォーマンス、信頼性、インサイトを提供します。競合他社は専門用語を多用して、将来の機能の有望性について言及していますが、当社は現在における本当の意味での問題を解決する新しい製品と機能を提供し続けます。以下では、最新の例を紹介します。 EX4100スイッチシリーズ:クラウドで誕生してMist AIを活用 昨年発売されたEX4400イーサネットスイッチと同様に、まったく新しいEXスイッチングプラットフォームを導入しました。このプラットフォームは、最良のハードウェアを最新のクラウド、AI、セキュリティテクノロジーと組み合わせており、エンタープライズグレードの信頼性とパフォーマンスを提供しながら、最新の使いやすさと俊敏性も実現します。以下のような最新機能をご紹介します。 Driven by Mist AI™:は、シンプルさと拡張性を実現するように設計、構築、最適化がされており、高度なクライアントレベルのインサイトとリアルタイムの可視性に加えて、デバイス管理用の豊富なテレメトリをMist Cloudに提供します。Mist AI、Marvis™ Virtual Network Assistant、Mist Wired Assuranceを使用してエンドユーザーエクスペリエンスを測定、最大化し、優れたエクスペリエンスの提供を可能にします。AIドリブンのスイッチングとクラウド管理のため、拠点を訪問する回数が減少し、お客様は二酸化炭素排出量を削減できます。そしてもちろん当社は、有線、無線、SD-WANの分野に共通するMist AIスタックとクラウドを備えた唯一のベンダーであり、クライアントとクラウド間で最上の自動化、インサイト、事前対応型アクションを確保しています。 多様なエンタープライズキャンパスと支社/拠点に最適なフォームファクター:新しいEX4100シリーズは、エンタープライズキャンパスと支社/拠点のさまざまなアクセスレイヤー導入の要件を満たすように最適化されていながらも、革新的な同一のソフトウェア機能を今後10年間のネットワークに維持できます。 Juniper Mist Wired Assurance導入サービス:Mist AIを使用したJuniper Mistクラウドサービスを活用して、新しいEXシリーズスイッチ(グリーンフィールド)、既存のEXシリーズスイッチ(ブラウンフィールド)、サードパーティベンダー製スイッチの導入を促進するサービスです。専門家による計画と品質の高い導入によりダウンタイムを最小限に抑えます。 EVPN-VXLANの機能がアクセスレイヤーまで及びます。このため、ネットワークアーキテクトは、Mistダッシュボードで数回クリックするだけで、セキュアで拡張性に優れ、柔軟性の高いAIドリブンEVPN-VXLANキャンパスファブリックソリューションを導入できます。 セキュリティが組み込まれているのは、最新のエンタープライズ環境にセキュリティが不可欠なためです。このスイッチの特定のSKUは、MACsec AES256暗号化とともに、セキュリティの脅威を検知して回避するフローベースのテレメトリを備えています。 パワーオーバーイーサネット++機能(3bt)が特定のEX4100 SKUに搭載されており、Wi-Fi

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持続可能な成長を可能にするバランスの取れた設計の選択肢:Juniper ACX7000シリーズ

レースに勝つFormula One™マシンを作るには、チームは多数の選択肢を慎重に検討する必要に迫られます。たとえば適切なエンジンの選択はその1つですが、それだけではありません。シャーシの設計、熱システム、タイヤなど、あらゆるものを注意深く検討します。最高のパフォーマンスを実現するには、これらの各コンポーネントについて適切なものを揃えて、バランスを取る必要があります。 ジュニパーネットワークスはレーシングカーを作っていませんが、高性能なF1マシンの設計と高性能なルーティングプラットフォームの設計には多くの類似点があります。本日の発表のように、ジュニパーは持続可能なビジネス成長のために設計された新世代のCloud Metroソリューションによって、従来の「レトロなメトロ」ネットワークの再考を進めています。その皮切りとなるのが新たに機能を強化したACX7000シリーズで、遠い将来を見据えて、持続可能なパフォーマンスと電力消費、スケーラビリティを実現するように構築されています。 パワーアップしたCloud Metro ACX7000シリーズポートフォリオは、最新世代の転送ASICs、パワーイノベーション、独自のシャーシ設計などが組み合わされています。同様に重要なのは、今日のメトロの需要に対応する密度とスケーラビリティの適切なバランスを実現した上で、さらに十分な成長の余地があることです。以下がその結果です。 最も柔軟性の高いポートオプション、1/10/25/40/50/100/200/400 GEをサポート 高いタイミング精度(Class-D)[1]、EANTCによる検証済み 競合製品よりも最大77%少ない消費電力、71%低い総所有コスト、4~7年長いシステム寿命[2] このすべてが組み合わされて、新しいCloud Metroに向けた、現在、そして将来においても業界をリードする最も持続可能で高性能なネットワークシステムとなります。 バランスを生み出すための設計 レーシングカーとネットワークシステムを調べてみると、設計に多くの類似点が見つかります。たとえば、F1マシンのライバル同士が、同じメーカーのエンジンとタイヤを使用していることがよくあります。F1レースの統括団体FIAは、レースに参加するすべてのチームが準拠すべき標準を定めています。同様に、さまざまな企業のメトロネットワークシステムは、同じASICs、プラガブル光インターフェイス、コネクターを使用でき、IETF、ITU、IEEEが制定しているIP、MPLS、イーサネットの同じプロトコル標準に準拠する必要があります。レースの場合と同様に、共通するコンポーネントを使用し、同じ標準に準拠していても、結果はチームごとに大きく異なります。その違いはどこにあるのでしょう? 一部のチームは、これらのコンポーネントを最大限に生かすために、より適切な設計上の選択を行っています。 つまりバランスです。ときには、あるパラメータの値を上げると、関連する別のパラメータに正反対の影響を与えます。ハイパワー光インターフェイスを使用して最高のスループットパフォーマンスを得たい場合、高度な冷却が必要になります。それでは、ポート密度が制限されてしまう可能性があります。さらに冷却を改善しようとすると、ラインカードスロットのピッチが広がり、エアフローとヒートシンク用の面積が広くなるため、高さと奥行に特定の制限がある場合に、システムのポート密度が実質的に低下するおそれがあります。最高密度が必要ならば、そのためには電力要件をコントロールする必要があります。持続可能なシステムを構築するには、こうしたトレードオフの舵取りをうまく行い、すべての設計要素のバランスを可能な限り最適にする必要があるのです。 ジュニパーでは、ACX7000ファミリーの新しいポートフォリオでまさにそれを実現しました。長年培ってきたシステム設計のノウハウを生かし、さまざまなCloud Metroの場所や要件に合わせてプラットフォームのポートフォリオ全体が最適化されるように、最適なバランスで組み合わせたのです。 メトロネットワークシステムハードウェアの再開発  ジュニパーがいかにしてCloud Metroポートフォリオで他社製品とこれほどの差を生み出すことができたのか、疑問に思われるかもしれません。大きな要因の1つは、画期的なハードウェアのイノベーションです。 ACX7500シリーズモジュラー型アグリゲーションプラットフォームは、お客様のネットワークにTCOの大きなメリットをもたらします。ジュニパーの輝かしいルーティングの歴史を生かした新しいルーターは、一元化された転送とシンプルなインターフェイスモジュールを兼ね備えています。現在販売されているACX7509は、Cloud Metroに応じた最適なバランスで電力、パフォーマンス、価格、スペースの完璧な組み合わせを実現しています。ACX7509とよく似た競合製品と比較した結果は、次のとおりです。 消費電力の低減によりOpExが低下:ACX7509の電力効率は、競合製品よりも優れており、ポート密度と冗長性が同程度の競合プラットフォームと比較した場合、消費電力が70%も低減しています。消費電力の低減によってお客様のOpExや利益の浪費が減少し、将来的には地球の持続可能性が向上します。これが次世代Cloud Metroソリューションのメリットです。 設備投資の低減:各ラインカードで分散して転送を実行するシステムよりも、一元化されたプラットフォームの方がコストは低下するものです。一元化されたシステムの方がシンプルで、少ないチップでも同じことを実行できるためです。ACX7509は、最新のシリコンを一元化された転送エンジンに搭載しており、競合製品の半分の設備投資で高いパフォーマンスを発揮し、同様のポート密度を実現します。ACX7509は、お客様のコストを削減すると同時に、地球にも優しいのです。 高さと奥行の縮小:ACX7509の高さはわずか5RU、奥行は600mmであり、競合製品よりもスペースの効率性に優れています。競合製品は7RU以上、ラックの奥行は800mmを超えています。コロケーションプロバイダではラック内のスペースと消費電力に応じて料金を請求しますが、ACX7509は同じ密度とサービスを競合製品よりも狭いスペースと少ない電力で提供するため、お客様はコストを削減できます。 可用性の向上:ACX7509は転送が一元化された設計であるためコンポーネントが少なく、このため設計によりMTBF(平均故障間隔)が向上します。オプションですが、RE(ルーティングエンジン)用とPFE(パケット転送エンジン)用に分けて完全冗長化すると、ACX7509には設計上の単一障害点がなくなります。 柔軟性の向上:ACX7509は競合製品よりも高さが低くて奥行が浅い以外に、高い柔軟性も備えています。競合製品はスロットがわずか4つなのに対し、ACX7509はモジュラー型のインターフェイスベイが9つあり、現在は1Gから400Gまでのすべてをサポートし、将来的には800G以上にまで拡張可能です。 当社の固定システムプラットフォームのCloud

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ネットワーク自動化の未来へようこそ:サービスとしてのJuniper Paragon Automation

サービスプロバイダは、自動化のために自動化に投資するのではありません。ビジネスの成果をあげるために投資します。つまり、サービスを市場に投入するまでの時間短縮、運用の複雑さやコストの軽減、より信頼性や品質に優れたエクスペリエンスを加入者に提供するといったことを達成するために投資をします。トラフィック量が急増し、事業者が5G、エッジクラウド、IoT(モノのインターネット)、FWA(固定無線アクセス)など新たなビジネスや消費者サービスを導入している現在、自動化はSPの最優先の戦略となっています。こうした成長トレンドや新たなタイプのサービスが集まる場所ほど、重要となる場所はありません。それがすなわち、Cloud Metroです。 図1:ネットワーク自動化の推進要因 – Heavy Reading しかし、市場を調査すると、ネットワーク自動化の導入方法と利用方法を根本から改革する必要性が見えてきます。実際、市場アナリストは、社内で独自に行った社内ネットワーク自動化プロジェクトの70%以上が失敗に終わっていることを示唆しています。また、組織がレガシーベンダーの自動化ソリューションに依存している場合には、本当のビジネス成果を得られません。たとえば、最近行われたHeavy Readingの調査では、汎用的な自動化フレームワークを使うとトランスポートネットワークに自動化を導入する際の障壁になると、40%のサービスプロバイダが答えています。 ジュニパーネットワークスは、もっと良い方法があると信じており、それは3つの中核的な原則に導かれなければなりません。 スピードが重要:使用する自動化ツールは、何よりも「最初のビジネス成果までの時間」に重点を置いたものでなければならず、その時間も年数ではなく日数でなければなりません。自動化は、社内の運用のペースではなくビジネスのペースで動かせるようにする必要があります。 経費ゼロ:自動化のソフトウェアやハードウェアの導入、運用、継続的なアップデートのために、設備投資予算、時間、人材の多大な投入が必要になるようではいけません。 自動化は、実運用ではなく生産性に重きを置いて行う必要があります。 ボタンを押すだけの簡単操作:ネットワーク自動化はスタッフが簡単に使えるものでなくてはなりません。さまざまなトレーニングやソフトウェア開発のスキルは必要ないという点が大事です。自動化ソフトウェアはサービスプロバイダのために働くのであって、サービスプロバイダがソフトウェアのために働くべきではありません。 産業界はこれらの要件をどうすれば実現できるでしょうか? ジュニパーは、ネットワーク自動化の未来はクラウド型であり、AI(人工知能)対応であると考えています。これは他の分野でも証明されています。今、このモデルをWAN(広域ネットワーク)に適用する時期が来ているのです。 ジュニパーはすでにWAN自動化に関して確固たる実績を残しており、世界有数のサービスプロバイダやエンタープライズの多くが、特にクローズドループ自動化のユースケースで、Paragon™ Automationを利用しています。現在、ジュニパーはその価値提案をさらに進め、パブリッククラウドとAIの強化に努めています。 ジュニパーは本日、サービスとしてのParagon Automation(Paragon Automation as a Service)のリリースを発表しました。このソリューションはネットワーク自動化スイートの単なる改良版ではなく、自動化のエクスペリエンスを捉え直したものです。同時に、Cloud Metroやネットワーク全体において、より持続可能な事業運営への道を開くものです。 サービスとしてのParagon Automationで未来を捉え直す  サービスとしてのParagon Automationにより、ジュニパーは次の点で自動化のエクスペリエンスを捉え直します。 クラウド型: サインアップしてログインし、デバイスを接続するだけで、数分で準備が整います。ハードウェアやソフトウェアの設置費用を心配する必要はなく、自社でやれば数か月または数年かかる自動化導入がはるかに迅速に行えます。

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エクスペリエンスファースト時代のメトロアーキテクチャの再考

ジュニパーネットワークスは本日、画期的な発表を行いました。その内容は、Cloud Metroに関するビジョンの次のステップ、メトロネットワークシステムのポートフォリオの拡大、ネットワーク自動化をクラウド型サービスとして簡単に利用できるまったく新しい方法などです。それぞれが画期的なイノベーションですが、すべてを合わせると、次のような1つの大きな目的が明確に見えてきます。それは、デジタルサービス環境に大きな変化が生まれつつあるということです。サービスプロバイダ(SP)にとって、新しい機能に対するニーズの急増に加え、それを実現するネットワークテクノロジーの出現は、サービスエクスペリエンスを再構築し、それによってデジタルエコシステムにおける自社の役割を見直すことができる、一世代に一度のチャンスを意味しています。 ジュニパーは昨年、Cloud Metroに関するビジョンの発表で、この変革に向けた詳細な計画を明らかにしました。Juniper Cloud Metroにより、クラウド機能により高品質なサービスエクスペリエンスを低コストで提供できる、集中型のインテリジェントなIPサービスファブリックのフレームワークが導入されました。これによりサービスプロバイダは、次の機能を備えた強化されたCloud Metroポートフォリオを活用して、この変革の次のステップに進めるようになりました。 集中型のサービスとネットワークスライシングのためのスケーラブルなアーキテクチャを構築できる新しいオプション デバイスを数分でサービスに対応できるようにする革新的なAI搭載のデバイスオンボーディングサービス 優れた加入者エクスペリエンスを一貫して提供する、組み込みのActive Assurance ネットワークと加入者を保護する組み込みのゼロトラストセキュリティ これらのCloud Metroの拡張機能により、サービスプロバイダはメトロネットワークを再構築して、持続可能なビジネスの成長を加速させ、新しいデジタルエコシステムの主要な推進者としての立場を強化できるようになります。 将来のデジタルアプリケーションに必要なのは次世代のメトロインフラストラクチャ クラウド、5G、モノのインターネット(IoT)アプリケーションの普及により、機能に対するニーズはこれまで以上に高まり、エッジに膨大な数の新しいデバイスを配置する必要が生じています。正確には、それは新しいとはいえません。むしろ、これらの新しいエッジアプリケーションに伴うサービスエクスペリエンスのようなものです。超高精細の4K/8Kビデオストリーミング、拡張現実と仮想現実(AR/VR)、インダストリー4.0アプリケーションなどの場合、家庭用とビジネス用の両方で、レガシーサービスとはまったく異なる規模で品質とレイテンシが保証される必要があります。 このニーズを満たすには、より柔軟でインテリジェントなアクセスとエッジリソースが必要になりますが、メトロネットワークはそれを展開するのに最適な場所です。主な理由の1つは、2027年までにメトロのトラフィックが500%増加するとアナリストが予測していることです。[1] メトロが依然として中央のデータセンターにトラフィックを集める「土管」の役割しか果たさない限り、次世代のエッジサービスの成長の波に乗ることはできません。そこで、Cloud Metroを使用してネットワークスライシング、エッジクラウドアプリケーション、エクスペリエンスファーストのサービス提供を行うために、メトロアーキテクチャを再考する必要が生じます。 ジュニパーのCloud Metroアーキテクチャ Cloud Metroでは、現在のサイロ化されたポイント間のメトロネットワークを、分散されたエッジクラウドとエッジアプリケーションで「サービス、場所、デバイスを選ばない」接続を可能にする汎用的なIPサービスファブリックとして見直します。これにより、中央のデータセンターだけでなく、メトロドメイン内の複数のハブ(エッジクラウド)、データ保管庫、キャッシュにもインテリジェントにトラフィックを誘導できます。このような機能により、レイテンシや帯域幅の効率が向上し、よりインテリジェントで将来性のあるMetroが実現します。その結果、加入者ごとのコストを削減し、ネットワークにおいてビットごとの収益を向上させることができます。 このビジョンを実現するために、ジュニパーはCloud Metroポートフォリオを拡張し、画期的な新しいツールを追加して「エクスペリエンスファーストのMetro」の実現を目指しています。 柔軟な機能:ジュニパーは、ACX7000ファミリーのプラットフォームでさらに選択肢を増やしました。たとえば、業界最高のキャパシティを誇るメトロルーター、ジュニパーの新しいプラガブルオプティクス、さまざまなフォームファクターなどがあり、メトロのあるすべての場所に適切なリソースを柔軟に配置できるようになります。1-GEから400-GE以上のインターフェイスのオプションのほか、次世代のジュニパーZR/ZR+光インターフェイスから選ぶことができ、メトロの距離のために光トランスポンダーは必要ありません。すべてのCloud Metroシステムにモジュール式のJunos OS Evolvedオペレーティングシステムが搭載され、メトロネットワークのあらゆる場所で同じ機能を一貫して使用できます。 統合されたトラフィック処理:Cloud

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