専門家が意見を述べ、視聴者が投票する番組が人気になっています。有線/無線アクセスの分野での次にスターになるのは…

アメリカで、「The Voice」や「American Idol」といったテレビ番組の視聴率が非常に高いのは、出場者のたぐいまれな才能が紹介されているからです。しかし、このような内容の番組は珍しいものではありません(1948年に放送されたThe Original Amateur Hourが、この種のリアリティ番組の草分けとされています)。こうした番組の視聴率が高いのは、出場者について専門家が意見を述べ、それを参考に視聴者が投票して勝者を決めるという方式がその理由だろうと私は思います。専門家による分析と他の人の意見を参考に、最高の才能が第一位に選ばれて、その才能に値する評価を受けます。 このことがネットワークとどう関係あるのかを、有線アクセスと無線アクセスを例に説明します。 ジュニパーネットワークスは、最新の「Gartner Magic Quadrant for Wired and Wireless LAN Access Infrastructure」において、ベンダーの中で実行能力が最も高いリーダーに選出されました。著名な市場調査会社と同社の専門家による調査によってこのように認められたことは大変素晴らしいことであり、ジュニパー社員全員が誇りに思っています。 これと同様に素晴らしい評価を今週受けましたのでご報告します。2年連続で、「Wired and Wireless LAN Access Infrastructure」の「Customer’s Choice Distinction on Gartner Peer Insights」に選出されました。詳しくは、「Voice of

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Juniper Apstra 4.0:データセンターの運用を自動化し、オープンなインテントベースのネットワークを強化

データセンターの複雑さは日々加速しています。ネットワークの変化も加速しています。ネットワーク事業者はいかにしてそれについていくことができるでしょうか? ネットワークチームは 、データセンターネットワークをいかに運用するかという問いへの新しい答えを必要としています。コマンドラインや、習熟度を証明するベンダーの認定資格だけでは解決できない問題があります。求められているのは、旧式の運用方法を続けるために、機械に対して繰り返されるデータ入力を代替するだけではありません。 ネットワークの未来、そして実際に今最も大切なのは、ソフトウェアを活用して、運用に対する考え方を変えることです。つまり、ネットワークの設定を自動化し、毎日の運用にかかる時間を節約するより良い方法を見つけることです。これには、今日のデジタルビジネスに不可欠な追加と変更や、信頼性の高い運用に必要な監視と修復、データセンターをリスクから保護するパッチとアップグレード、さらにはリアルタイムの追跡と監査が含まれます。 ジュニパーネットワークスは、この複雑な課題に対して最良のソリューションを提供します。そのソリューションとは、最近買収したインテントベースネットワーキングを提供するApstraのソフトウェアです。Juniper Apstraは、さまざまなベンダーや環境にわたって構築されるデータセンターネットワークの設定を自動化します。そして最も重要なこととして、運用がお客様の希望通りになるよう保証し、問題の特定や解決、変更を容易にします。 Apstraの買収以来、エンタープライズ、サービスプロバイダ、クラウドプロバイダのお客様は、以下のいずれを行う場合であっても、Apstraソリューションがこれまで求めていた「答え」になると確信しています。 新しいラックをいくつか追加することによる、データセンターの完全な最新化 大規模なマルチサイト設定、または基本的な2×2スイッチファブリックの確立 ジュニパーあるいは別のベンダーのファブリックを使ったネットワーク環境の管理 Apstraにより、あるお客様はデリバリーにかかる時間を90%改善し、平均解決時間(MTTR)を70%短縮、運用コストを83%削減することができました。 Apstra 4.0のご紹介 本日、ジュニパーはApstra 4.0ソフトウェアと新機能をリリースし、インテントベースネットワークを次のレベルに引き上げます。この最新製品は、ネットワーク運用チームが導入と統合をより効果的に行うのに役立つだけでなく、変更確認に伴う問題を緩和し、クラウドのような運用をデータセンターにもたらします。 新しいApstra 4.0(旧称AOS)の機能には、VMware NSX-T 3.0およびEnterprise SONiCを含む、接続されたシステムを管理するための接続テンプレートが追加されています。加えて、ジュニパーは今回、Apstraを受賞歴のあるジュニパーQFXシリーズスイッチとSRXシリーズサービスゲートウェイとともに提供し、進化するデータセンターのニーズに合わせてシームレスに拡張できる、実績のあるドロップインビルディングブロックソリューションをもたらします。ジュニパーのターンキーソリューションであるApstra Automated Data Center Deployment Servicesは複雑なデータセンターの導入と移行を実現するもので、ジュニパーのエキスパートとベストプラクティスの実装プロセスおよびツールを採用することで、完全な保証、最小限のダウンタイム、より迅速な導入を低コストで実現します。 運用において、迅速さはコントロールできなければ何の意味もありません。最新のApstraの拡張機能とターンキーのビルディングブロックソリューションにより、お客様はデータセンターの運用において、予測可能な結果をもたらす迅速な変更が可能になりました。 Apstra 4.0 – 接続テンプレートによる俊敏性の向上

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ジュニパーのSASE用向けポータル、Juniper® Security Director Cloudのご紹介

セキュアアクセスサービスエッジ「SASE」という用語をいたるところで目にするようになりました。最近は、SASEの導入があっという間に増えてきました。ガートナーによって提唱されたこの用語の意味は、「ネットワークとセキュリティを集約して、アプリケーションとサービスをエンドユーザーに近づけるアーキテクチャにする」ことです。斬新なものに飛びつくように、多くのベンダーがSASEプロバイダとして参入してきました。市場初になることに大きなメリットがあるからです。 しかし、これらのベンダーはセキュリティの基本的なルールである可視性と管理の統合を軽視してきました。SASEについて、多くのベンダーがこの約束を守らず、スタンドアロンのセキュリティサイロの時代に舞い戻ってしまいました。 SASEの市場初のベンダーになることを急ぐあまり、こうしたベンダーは継続的な可視化とポリシーの適用、管理を失いつつあります。これは些細なことに思われるかもしれませんが、初期の販売後も長期にわたりチームが負う責任であり、新しいSASEアーキテクチャを提供するツールを維持するために必要な労力を伴います。 ジュニパーがJuniper® Security Director CloudでSASE市場に参入 ジュニパーネットワークスが、SASE向け顧客ポータルJuniper Security Director Cloudで、オンプレミスの管理、クラウドベースのセキュリティ、クラウド型セキュリティのすべてを1つのユーザーインターフェイス(UI)で実現し、SASE市場をリードしています。Security Director Cloudを使用すると、ユーザー、デバイス、アプリケーションがロケーションを移動しても、お客様のセキュリティポリシーに従って、可視性や脅威に対する保護手段を失うことなく、シームレスで安全なSASEへの移行が推進されます。Security Director Cloudを使用することにより、一度セキュリティポリシーを作成したら、あらゆるユーザー、デバイス、アプリケーションに対し、その場所が変わっても拡張できます。さらに、ジュニパーのサービスとソリューションは、包括的で詳細な分析やカスタムレポート作成を実行し、セキュリティの弱点やセキュリティポリシーに関する提案を提供するために設計されており、お客様がリスクを軽減し、ビジネスの俊敏性を維持し、運用コストを削減できるようサポートします。 Security Director Cloudが提供する機能: 攻撃に対する検証済みの保護は、ユーザーやアプリケーションの場所にかかわらず、クライアントおよびサーバーサイドの攻撃やマルウェアとC2トラフィックに対して99% 以上有効で、一貫したセキュリティポリシーの適用を保証します。 一度ポリシーを作成したら、ユーザーおよびアプリケーションベースのアクセス、IPS、アンチマルウェア、Webアクセスポリシーを含めた統合ポリシー管理により、どこにでもそのポリシーを適用できます。 ZTP(ゼロタッチプロビジョニング)、自動ルール配置、ポリシーベースのルーティングなど、すべてJunos OSを利用して、新たなサイトに簡単に導入して設定できます。 カスタマイズ可能なダッシュボードとレポートで、360°のセキュリティ可視性を実現します。これには、ジュニパーからの検知とサードパーティ製セキュリティツールをインシデントに関連付け、リスクに基づいて優先順位付けするSecurity Director Insightsが含まれます。Security Director InsightsはSecurity Director Cloudのコアの機能で、お客様はこれに追加料金を支払う必要はありません。

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ジュニパーのCloud Metroは、次世代の5G、エッジ、IoTの各サービスを強力にサポート

本日、ジュニパーネットワークスは、未来のメトロネットワークに関する新たなビジョンであるCloud Metroを発表しました。通信事業者は、メトロネットワークを再構築することで、ビジネスおよびテクノロジー上の重要な課題を解消して、デジタルエコシステムにおける自分たちの役割を変革できます。 Cloud Metroに、このような大きな効果があるのはなぜでしょうか? 5G、IoT、エッジサービスの加速は、通信事業者にとって、成長し続けるデジタル化の恩恵を得ることのできる素晴らしいビジネスチャンスですが、同時に新たな課題も生じています。これらの新しい分散型アプリケーションではサービス提供は従来のプロバイダエッジからメトロにシフトされ、メトロ内のトラフィックの量、速度、多様性を高めています。5G、モノのインターネット(IoT)、および分散型エッジサービスといった新世代のサービスが、突如として利用されるようになりました。このようなサービスを利用するには、サービスプロバイダや企業に大規模なネットワークが必要です。 これを実現するには、長い間見落とされてきたネットワークの一部、つまり「メトロ」について考え直す必要があります。メトロとは、アクセスおよびアグリゲーションを処理する、現在のインフラストラクチャに不可欠な構成要素で、ネットワークにアクセスするすべてのものがここに集まります。未来のデジタルエクスペリエンスを実現するには、メトロをどう構築し、どのように運営し、どういう目的に使用するかについての基本的な考え方を見直す必要があります。 変化する環境に対応したCloud Metroの紹介 この先数年以内に、メトロのトラフィック量はネットワークのどの部分よりも4倍の速さで増えると考えられます。そのほとんどはメトロに留まり、分散されたエッジサービスを提供します。ネットワークおよびサービスの様々な部分(ビジネス用、家庭用、モバイルxHaul用)を分けている境界がよりあいまいになります。5Gおよびエッジの新しい分散サービスは、すべてのワークロードのほぼ3分の1をエッジクラウドに移動します。中央のコアを通じてトラフィックを制御するように作られた従来のメトロネットワークでは、このようなことはできません。通信事業者が、5Gおよびエッジによる新しいビジネスチャンスを活かすには、接続性ではなく、エクスペリエンス(ユーザー体感)を重視して構築されたネットワークが必要です。そこで登場するのがCloud Metroです。 ジュニパーのCloud Metroの構想は、ポイントツーポイントで細分化された現在のメトロネットワークを、1つの汎用的なIPサービスファブリックとして作り替えるというものです。私たちのビジョンは、運用の自動化により大規模ネットワークを管理するクラウド規模の事業者のエクスペリエンスに基づいたものであり、これらの設計コンセプトを具体化して、次世代のメトロネットワークの新しいニーズに対応できるようになりました。Cloud Metroは、細分化された現在のアーキテクチャとは異なり、リソースプーリング、ネットワークスライシング、クラウドベースの運用の自動化が可能です。物理および仮想両方のネットワーク機能に対応し、サービスを分散してよりエンドユーザーに近いところで提供します。効率および品質を最大化する必要がある場所ならどこでも、ユーザープレーン機能とサービスエッジをインテリジェントに分散します。さらに、クラウドのようなアーキテクチャを採用し、クラウドの俊敏性と耐障害性をメトロネットワークで実現します。 ジュニパーのCloud Metroソリューションは、以下の3つの柱で構築されています。 拡張性が非常に優れたIPサービスファブリック:ジュニパーには、包括的なプラットフォームポートフォリオがあり、Cloud Metroのあらゆるユースケースに対応するように最適化されています。クラウド規模のリンクとインターフェイス速度(400G ZR/ZR+など)、最新の光テクノロジーに拡張できるプラットフォームもあれば、超低遅延の5Gエンタープライズサービスに利用できる、タイミングと同期に関する非常に厳密な要件に対応するプラットフォームもあります。すべてのプラットフォームで同じように自動化された一貫性のある動作を提供し、「One Junos experience」を実現します。これと同時に、IPサービスファブリックにより、現在のリング式トポロジーを拡張できるだけでなく、スケールアウト式トポロジーを使用できます。これにより、メトロの拡張性と信頼性が向上されるとともに、現在は未使用の、保護された大量の帯域幅を利用できるようになります。 ジュニパーは、このサービスファブリックを拡張するため、メトロポートフォリオに新たに2製品を追加します。以下の新しいプラットフォームは、メトロおよびデータセンターのユースケースに対して作られており、ACXファミリーに8 TbpsのASIC転送容量とZR/ZR+オプティクスをサポートする400GbEのインターフェイスをもたらします。 ACX7100-48Lは、大容量で高密度のアグリゲーションルーターで、非常に大量のリソースを必要とする5Gのユースケースに向いており、ネイティブ10GE、25GE、50GEの柔軟性に優れたサービスポート構成を提供します。 ACX7100-32Cは、大容量でセキュアなルーターです。多分岐高密度で、100/400GbEによる柔軟なユースケースに向いています。 サービスインテリジェンス:ハイパースケールな大規模データセンターで使用され、メトロネットワークに採用されている非常に強力なクラウドの仕組みを取り入れました。それにより、トラフィックをメトロネットワーク上に分散配置されたサービスにAny-to-Anyでインテリジェントにステアリングできるようになります。これがCloud Metroです。Cloud Metroは、最新のトラフィックエンジニアリングプロトコル(EVPN、SR/SRv6、FlexAlgoなど)を採用することで、新たな分散型サービスエクスペリエンスを実現しています。また、最新のネットワークスライシングと、サービスを認識するテクノロジーを採用し、エクスペリエンスファーストネットワーキングを実現しました。 エンドツーエンドの自動化:ジュニパーが先日発表したParagon Automationは、モジュール型でクラウドネイティブのソフトウェアアプリケーションのポートフォリオです。大量のリソースを必要とする5G環境およびマルチクラウド環境においてクローズドループ自動化を実現します。これらのツールは、業界最先端の機能を備えており、メトロネットワークを「プラグアンドプレイ」にすることで、ゼロタッチ導入とゼロタッチプロビジョニング(ZTP)を実現しています。最初の導入から継続的な信頼性確保まで、エンドツーエンドのサービスライフサイクルを自動化できます。また、クローズドループ自動化により、Cloud Metroのパフォーマンスを最適化します。 このような機能は、5G、エッジ、IoTといった新しいサービスを導入するうえでの基盤となります。さらに、エンドユーザーエクスペリエンスが大きく向上し、測定および保証すべてが自動化されます。

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ジュニパーネットワークスは、2021年度「Gartner Magic Quadrant for Indoor Location Services, Global」でビジョンの完全性において最も高いポジションに選出

Mist AIドリブンのジュニパーネットワークスは、2021年度「Gartner Magic Quadrant for Indoor Location Services, Global」でビジョンの完全性において最も高いポジションに再び選出されました。これは、小売業、医療機関、教育機関、企業などのお客様が、従業員、顧客、患者、学生にパーソナライズされたユーザーエンゲージメント、アセットの追跡、濃厚接触者の追跡などのサービスを提供するために導入した、拡張性が高く正確な位置情報サービスについてのジュニパー独自の価値提案が評価されたものと信じています。 さらに、このレポートは、最近ジュニパーネットワークスが実行力において最も高い評価を得てリーダーに選出された、2020年度「Gartner Magic Quadrant for Wired and Wireless LAN Access Infrastructure」を完全に補完するものです。これら2つのレポートを総合すれば、Wi-Fi、IoT、屋内位置情報サービスを単一の統合無線インフラとして提供しようとしている企業の皆様にとって、ジュニパーは最適な選択肢であると言えるでしょう。 ジュニパーの屋内位置情報サービスの中核となるのは特許取得済みvBLE(仮想Bluetooth LE)技術とMist AIで、これによりバッテリービーコンや手動による較正は不要になります。また、ジュニパーは、100%プログラム可能なオープンAPIを通じて、技術パートナーソリューションとのシームレスな統合を実現します。そのために、UWB(超広帯域無線)、LiDAR、Computer Visionを活用して位置情報サービスを拡張するために緊密に連携するパートナーの堅牢なエコシステムがあります。また、ServiceNowなどの多様なアプリケーションベンダーやテクノロジー企業とも提携し、可視化やソーシャルディスタンスのためのリアルタイム分析を含むさまざまな事例と位置情報サービスを簡単に統合できるようにしています。 企業、学校、店舗、その他の多くの組織が2021年中には、人々が現場に戻り活動することを目指しているため、屋内位置情報サービスでは、ビジネス価値を推進する革新的な方法を提供し続けます。さらに、屋内位置情報サービスにより、ジュニパーのお客様とパートナーの皆様は、無線LANとIoTインフラストラクチャをさらに活用することができます。簡単に言えば、これは、ジュニパーが今後何年にもわたって競合他社と一線を画すことのできる素晴らしい組み合わせであると確信しています。 Juniper MistのAIドリブン無線サービスの詳細: Gartnerレポート:2021年度「Magic Quadrant for Indoor

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AIドリブンエンタープライズの可能性:Mist AIの活用

「エクスペリエンスファーストネットワーキング(Experience-First Networking )」時代の到来 ジュニパーネットワークスのキャンパス、ブランチのユーザーは、リアルなAIOpsの価値に気づいています。フォーチュン・グローバル10企業の5社から世界トップクラスの大学や米国最大の医療システムにいたるまで、Mist AIは運用の簡素化によってITコストを最小限に抑え、エンドユーザーのエクスペリエンス(体感)を最適化するインサイトとアクションを提供しています。 ジュニパーは、有線と無線の運用にMist AIを利用することで初めてAIOpsのメリットをお客様にもたらしました。実際、クライアントからクラウドに至るエクスペリエンスにおいて業界トップクラスの多くのアナリストから実行能力の高さと独自のビジョン高く評価されています。競合企業も最近になってこの取り組みを実践し始めましたが、機能の豊富さとポートフォリオの幅広さの両面から考えて、AIドリブンエンタープライズの実現にはほど遠いとジュニパーは考えています。 業界ではあらゆるメーカーがAIにまつわるストーリーを紹介し、今後の明るい見通しについてさかんに発信していますが、ジュニパーはMist AIをすでに提供し続けています。ジュニパーは本日、AIドリブンエンタープライズポートフォリオの新しい機能強化を発表しました。これらには、今までの基準を大幅に引き上げることになる、以下の機能が含まれます。 新しいEX4400シリーズスイッチ:AI時代に誕生し、クラウドに最適化された、業界で最も先進的なセキュアアクセススイッチ WAN AssuranceおよびSession Smart SD-WAN 対応のMarvis仮想ネットワークアシスタント(VNA) Mist AIを活用したSRXシリーズ次世代ファイアウォールの運用機能の強化 有線・無線アクセスのリーダー 本日、新たなEX4400が発表されたことで、AIドリブンエンタープライズの推進を大きく加速させることができるようになりました。EX4400は、クラス最高水準のアクセススイッチであるだけでなく、Day 0からDay 2のオペレーションを効率化するクラウド運用とAIOpsの統合を特長とする、「エクスペリエンスファーストネットワーキング」向けにゼロから設計された業界初のアクセススイッチになります。 AIドリブンエンタープライズのビジョンは、Mist Systemsから始まりました。同社では、機械学習と人工知能を無線LANに適用して運用の自動化、それに必要なインサイトとアクションを提供できることを実証しました。ジュニパーは、無線LANで成功を収めたMistのAIOpsをネットワークスタック全体に適用する目的で同社を統合しました。有線LAN、SD-WAN、セキュリティを無線LANと同じくMist AIの配下に置くことで、アーキテクトやビルダー、オペレーターなどネットワークに関わるユーザーにAIの価値をもたらしました。その結果、Teamsを使って製品デモを行うセールスパーソン、店舗でPOSスキャナーを使う店員、学生寮の部屋でZoomによるオンライン授業を受講する学生、大ヒットを目指してアプリをコーディングしている開発者といった、あらゆるエンドユーザーの満足度や生産性を飛躍的に向上させました。これは「エクスペリエンスファーストネットワーキング」と呼ばれています。 Mist Systemsの買収から半年経たないうちに、ジュニパーは有線アクセスにAlOpsを導入することで、この移行プロセスの一歩を踏み出しました。具体的には、EXシリーズのアクセススイッチにWired AssuranceとMarvis VNAを追加し、アクセスネットワークの運用方法に革新をもたらしました。これは、ジュニパーのキャンパスおよびブランチ向けスイッチビジネスをさらに成長させることにつながりました。世界的なパンデミックに見舞われたのにもかかわらず、EXユニットの販売数は2020年に過去最高となりました。 EXシリーズ4400スイッチのご紹介 EX4400は、キャンパスおよびブランチのスイッチングの成功に基づいて設計されており、競合製品との差別化として、優れたユーザーエクスペリエンスを提供する最高クラスの機能を備えています。たとえば、EVPN-VXLANを介したスタンダードベースのマイクロセグメンテーションをサポートし、ファブリックをアクセスレイヤーにシームレスに拡張して、ネットワークの拡張性、俊敏性、セキュリティを向上します。さらに、ジュニパー独自のグループベースポリシー(GBP)により、オペレーターはセキュリティポリシーを詳細レベルで一貫して適用および制御し、アプリケーション、IoTデバイスタイプ、業務部門、ユーザーに基づいてワークロードを分離できます。EX4400は、ポイントツーポイント暗号化用のMACsec

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Juniper Paragonオートメーションで「エクスペリエンスファーストネットワーキング(Experience-First Networking )」の可能性を実現

大規模ネットワークの運用は簡単ではありません。サービスプロバイダや大規模なネットワークオペレーターにとっては特に困難をきたします。 ネットワークの混雑、遅延、新しいサービスをアクティブ化するまでのリードタイムが長いなどの問題はすべて、エンドユーザーに対するエクスペリエンス(体感)を低下させ、お客様はより優れた別のプロバイダを探すこととなるでしょう。2019年のある調査によれば、ネットワーク問題の60%は、エンドユーザーによって初めて発見されるか、一切報告されないことがわかっています。また、サービスエクスペリエンスに不満を持ったお客様の95%は、その不満を報告することもありません。 もちろん、ネットワークオペレーターがユーザーエクスペリエンスを気にしていないわけではありません。しかし、マニュアルによるプロセスと従来のツールに基づいた現在の運用モデルでは、提供するアプリケーションの複雑化、拡張化、パフォーマンス要件の高まりに対応できません。5Gおよびエッジの新しいテクノロジーによって、クラウドホスト型のコンテンツ、アプリケーション、サービスが増加する中、 今後数年の間に何が起こるでしょうか? 現在のツールやプロセスは崩壊するでしょう。カスタマーエクスペリエンスも、現状のビジネスさえも影響を受けるでしょう。5Gとマルチクラウドサービスの世界で生き残り成功するには、ある1つのことに焦点を当てた運用アプローチとツールが必要です。つまり、優れたカスタマーエクスペリエンスを一貫して提供することです。 これは 「Experience-First Networking」と呼ばれます。ジュニパーネットワークスの新たなParagonオートメーションソリューションがエクスペリエンスを最重要視したネットワーク運用をサポートします。 将来のサービス需要の自動化 5Gとマルチクラウドの新しいエクスペリエンスを活用するには、ネットワークとそのサービスの詳細な可視化と制御が必要となるでしょう。サービスパフォーマンスを推測するのではなく、常に正確に把握すること。問題が発生した時、ユーザーから報告が挙がる前にそれを把握すること。お客様が導入しようとしている新しいサービスをネットワークでサポートできることを事前に把握すること。以上のことは、いくつかのワークフローを導入して1~2つの手動作業のステップを自動化するだけでは実現できません。ネットワークとサービスのライフサイクル全体に渡って情報を検知し、動的に応答する機能が必要です。 それを解決するのが「自動化」です。自動化こそが、複雑さを増すネットワークを予測可能で安定性と信頼性が高く、状況の変化に迅速に対応できるように維持する唯一の方法です。ネットワークオペレータの64% が、今後5年における自社のデジタル変革の最も重要な推進要因に自動化を挙げています。 Juniper Paragonオートメーションの概要 ジュニパーは、5Gやマルチクラウドの複雑なサービスを提供しながら、優れたユーザーエクスペリエンスを提供することが困難なことを理解しています。また、大手のネットワーク事業者にとって自動化が将来的にどれほど重要であるかも理解しています。ジュニパーは、5G環境とマルチクラウド環境におけるエクスペリエンスファーストネットワーキングの新しいスタンダードを打ち立てるべく、これまで培ってきたイノベーションを世界の大規模なネットワークに生かしています。 Juniper Paragonオートメーションとは、要求の厳しい5G環境とマルチクラウド環境においてクローズドループの自動化を実現する、クラウドネイティブソフトウェアアプリケーションのモジュール型ポートフォリオです。ネットワークとサービスのライフサイクルを通して、ビジネスインテントを現実のパフォーマンスに反映させるソリューションです。マニュアルのタスクとプロセスをなくし、運用チームがより迅速で、効率的、正確に作業できるようにします。さらに、データプレーンでは実際のサービス品質を測定し、ユーザーに対してはサービスの期間を通して一貫した高品質なエクスペリエンスを提供することによって、お客様と企業を保護します。 他のベンダーが提供しているソリューションにはiPhoneが登場する前に開発されたものもあります。しかしParagonオートメーションは、5Gとマルチクラウド向けに構築されています。Paragonオートメーションはすべてクラウドネイティブで、マイクロサービスをベースにしており、クラウドの柔軟性、弾力性、耐障害性をネットワークでも活用できます。 サービスエクスペリエンスの水準を引き上げる Juniper Paragonオートメーションは、単独でも、統合しても、既存のツールと併用する場合でも、エクスペリエンスファーストネットワーキングの実現に必要なすべてを備えています。 ネットワークサービスの品質を重視:Paragonオートメーションは、アクティブテストエージェント、ストリーミングテレメトリ、機械学習をクローズドループ型の改善手順と組み合わせています。ITチームは、サービスの期間を通してサービスの実際のパフォーマンスを検証して分析でき、サービスの品質が低下しているかどうかを把握します。クローズドループ型の改善手順を備えているため、問題が発生しても、お客様が気づく前に対処して自動的に修正できます。 ネットワーク認識型の自動化:Paragonオートメーションは、近年のネットワーク事業者向けに1から構築されました。すべてのアプリケーションは、ネットワークとサービス品質を認識するように設計されています。搭載している機能には、ネットワークトポロジーのリアルタイムでの認識と可視化、すべてのネットワークドメインにわたるセグメントルーティング、MPLS、ネットワークスライシングの統合サポートなどがあります。マルチレイヤーの根本原因分析を提供し、サービスの問題を可視化、分析、マッピングを、デバイスに至るまで、そしてデバイスからサービスに至るまでをサポートします。自動化の拡張はレイヤー2からレイヤー7までのネットワークスタック全体まで、すべてのドメインとクラウド、ネットワーク全体とサービスのライフサイクル全体に及びます。 ネットワークに合わせた機械学習:自社の機械学習機能が優れていると大げさに語るベンダーもいますが、実際に提供しているのは基本的な数学的アルゴリズムやフィルタリングを備えたデータマイニングにすぎない場合もあります。Paragonオートメーションは、本当の意味のアルゴリズム機械学習とネットワーク分析を活用します。リアルタイムの膨大なテレメトリデータの収集、集約、分析を実行し、デバイス、ネットワーク、サービスの正常性を多次元に表示します。さまざまな機械学習アルゴリズムを使用して異常値と外れ値を検出し、デバイスとネットワークの将来の動作を正確に予測します。 クラウドネイティブの俊敏性と耐障害性:Paragonオートメーションのクラウドネイティブソフトウェアアプリケーションは、クラウドの柔軟性と弾力性をネットワークにもたらし、WAN全体を制御します。Paragonオートメーションは、クラウドホスト型SaaSソリューション、オンプレミスでのホスト、パブリッククラウド環境のいずれでも使用できます。また、高可用性、信頼性の高いスケールアウトアーキテクチャの構築において、単一のデータセンター内または複数のクラウド間で、冗長ノードクラスタに導入できます。 Paragonオートメーション作動中 ビジネスにとってエクスペリエンスファーストネットワークが意味するものについて、鵜呑みにしないでください。Juniper Paragonオートメーションソリューションを導入しているお客様であるConsolidated Communicationsの感想をご覧ください。 「優れたカスタマーエクスペリエンスを提供することは当社の重要な使命です。ジュニパーのクラウドネイティブのParagon

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日常生活の多くの場面で機械が機械を稼働していますが、ネットワークにおいてもその傾向が強まっています。車の自動運転について考えてみましょう。システムがドライバーの意図(前の車と安全な車間距離をとるように速度を調整するなど)を理解し、車に搭載されている各種のサブシステムからデータ(速度、距離、気象条件など)を収集し、必要な調整を行うことで目的を達成します。 データセンターの運用についても、これと同様に行う必要があります。IT部門は、継続的な自動化、検証、自動運転によるネットワーク運用により、ネットワークの設定やトラブルシューティングに時間をとられることなく、戦略的な問題に集中できます。ただし、各種のデバイス、プロトコル、インターフェイスで状態が千差万別のため、この考え方を実現するのは容易ではありません。さらに、ユーザートラフィック、ネットワーク、条件、セキュリティに影響する、外部の影響が多数あります。 この問題を解決すべく、私たちは6年前にApstraを設立しました。 その目的は、複雑さを抽象化するソフトウェアソリューションを構築し、データセンターネットワーク向けの強力な自動化機能および検証機能を実現することでした。データセンターを自動化するには、分散化システムという手法を採用して、インフラストラクチャ、ファブリック、アプリケーション、重要なシステムから情報を抽出する必要があることは認識していました。ベンダーが1社だけという環境はほとんどなかったため、マルチベンダー環境向けのソフトウェアをゼロから設計しました。基本的に、最高のイノベーションは多くのことから生まれると考えています。私たちの業界ではかなり長い間、特定のベンダーに縛られるというのが現状でしたが、そのような考えを排除し、任意のベンダーを選ぶという柔軟性をお客様に提供したいと考えました。 Apstraの手法により、Accenture、Bloomberg、Yahoo Japanといった大手企業から、世界的な大手サービスプロバイダ2社、中堅・中小企業のお客様まで、当社の様々なお客様がかなりの定量的なメリットを得ています。10,000台のデバイスの中のケーブルが外れたポート、データセンターを脆弱化させていたファイバリンクの不具合など、見つけにくい問題の原因を発見できるようになりました。根本原因を短時間かつ正確に特定および修復することは、ジュニパーが得意とするところです。これは、時間とコストを節約しつつ、ミッションクリティカルなインフラストラクチャを意図したとおりに稼働するうえで不可欠です。 これを実現するあらゆる段階で、お客様から多大なご協力をいただきました。Apstraとジュニパーは緊密に連携し、クラス最高のネットワークおよび検証済み自動化のメリットを実現したことで、両社が連携するのは自然であり、理想的な方式であることをお客様に気づかせていただきました。以上が、本日のジュニパーによるApstra買収の発表となったわけです。今後私は主任データセンター研究員となります。 Apstraとジュニパーの連携は、非常に多くのレベルで適切であると言えます。まず、ミッションおよびビジョンが完全に一致していること。具体的には、AIドリブンかつインテントベースのネットワークおよび継続的な検証の自動化により、ネットワークの運用を簡素化することです。ジュニパーは、パフォーマンス、信頼性、セキュリティを確保しながらネットワークを拡大縮小するという困難な問題を解決する、世界クラスのソフトウェアエンジニアリングにより、この分野において高い評価を受けています。ジュニパーのソリューションが、インターネットバックボーンの多くを稼働し、前年よりもトラフィックが急増しても、企業、政府、学校は継続的に運営できます。私たちの業界では驚くべき成果であり、私たち全員がそのことに強い誇りを持ち、正当に評価されていると感じるべきです。さらにジュニパーは、AIドリブンネットワークという次の波をリードしています。より事前対応型のインサイト、自動化、ネットワークの自動運転によるインテントベースの手法を、AIドリブンネットワークが補完します。 2番目は、Junos OS(EVPNといった重要なテクノロジー標準における、プログラム性に非常に優れた主力オペレーティングシステム)により、オープン性およびマルチベンダーによる相互運用性に揺るぎない信念をジュニパーは持っており、各種のスイッチングソリューションおよびルーティングソリューションをSONiCエコシステムに提供していることです。 両社が連携することで、他社にはない、インテントベースのネットワークと継続的な検証の自動化が、業界をリードするデータセンターポートフォリオに即座に加わり、運用の簡素化が強化され、各種のファブリックオプション、豊富なテレメトリ、オープンなプログラム性で他社との差別化を図ります。さらに、AIドリブンによりデータセンター運用実現に向けて加速し、事前対応型の自動化機能および自動運転ネットワーク機能という当社の目標に大きく近づきます。 以上のような理由により、ジュニパーと連携してビジネスができることを非常に楽しみにしています。両社が力を合わせて、お客様が直面している非常に困難な課題をEngineering Simplicityによって継続的に解決していきます。公平な立場で大企業のデータセンターを評価し、誤ったトレードオフを排除するのは今です。ベンダー1社に縛られるというリスクを負うことなく、管理性と柔軟性だけでなく、パフォーマンスと拡張性を実現することができます。Apstraとジュニパーの連携は、ビジョンの共有だけではありません。両社が連携してネットワーク業界に比類のないテクノロジーとイノベーションをもたらしていることは、お客様の実例で証明されています。データセンターの運用を改善する絶好のタイミングです。世界クラスのビジョナリーチームと連携し、未来を形作ることができて非常に嬉しく思っています。 将来の見通しに関する記述 本ブログには、適用される証券取引法の意義の範囲内における「将来の見通しに関する記述」が含まれます。記載内容のうち、歴史的事実を除くすべての記述は、将来の見通しに関する記述に該当します。ジュニパーネットワークスの事業、戦略、重点分野、特にApstraの買収合意、ジュニパーネットワークスのソリューションとの統合などApstraの技術がもたらす結果や改善、ならびに当社の将来の見通しに関する本ブログ記事の記述には、いくつもの不確定要素とリスクが含まれています。実際の成果ならびに結果は、さまざまな要因により将来の見通しに関する記述とは著しく異なる場合があります。この要因には、予定された買収を期限内外に締結する能力、買収した企業とそのテクノロジーを統合する能力、本買収案件がジュニパーネットワークスおよびお客様にもたらす潜在的なメリット、Apstraのテクノロジーの有効性、米国証券取引委員会に提出した最新の年次報告書(Form 10-Q)に記載したその他の要因が含まれますが、これらに限定されるものではありません。本ブログに記載されている内容はすべて、ブログ作成日時点のものです。ブログ作成日以降に、事実またはその後の環境に変化が生じた場合でも、ブログに記載されている情報を更新する義務を、ジュニパーネットワークスは一切負いません。

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ジュニパー、データセンター運用変革の目的を達成

本日、ジュニパーネットワークスは、データセンタービジネスにとって重要なマイルストーンを迎えました。Apstraに向け、エンタープライズ、サービスプロバイダ、クラウドプロバイダなど、あらゆるタイプのデータセンター事業者にエクスペリエンスドリブンのポートフォリオの提供に向け、ジュニパーは大きな一歩を踏み出します。今回のような発表は、新しい始まりのように感じられるかもしれませんが、実際には、長年に渡り、データセンター分野で意味のある変化をもたらすことを追求し続けてきた結果です。 ネットワークからネットワーキングへの転換 戦略を定義する方法はさまざまです。ある人は、テクノロジー(クラウドネイティブ、DevOps、Software-Definedなど)を定義として見ています。これらは、変化の要素を示す流行の業界用語ですが、少々的外れです。また、別の人は、消費モデル、ソフトウェアが世界を飲み込む、汎用化など、より広範な戦略的推進力に目を向けています。これらは、便利で気の利いた言葉かもしれませんが、重大な変更の結末としては不十分です。データセンターネットワーキングの大きな変化は、微妙でわかりにくいかもしれませんが、その重要性は高くなります。 これまでは、「より良いネットワークを構築する」ことが重要でしたが、これからは「ネットワーキングをより良くする」ことが重要になります。ネットワークとは、ハードウェア、ソフトウェア、プロトコルによって定義される名詞です。それに対し、ネットワーキングは、人、プロセス、ツールによって定義される動詞です。従来、データセンターのアーキテクトには、接続に関する問題の解決が求められましたが、今日では運用に関する問題解決へと変化しています。運用は、購入を決める上での最後のステップではなくなりました。その代わりに、設計上の決定を下すうえでの中心的な基準を形成しています。 「行うべき仕事」から「行うべき決定」への転換 運用を戦略的に重要な焦点として理解している企業は、ジュニパーだけではありません。事実、この分野で信頼を得るには、管理に関する解決法を生み出す必要があります。ところが、ほとんどの業界では、デバイスの管理に対する段階的なアプローチでしかありません。 実際に解決すべき問題は、コマンド入力が必要なデバイスの台数が多すぎるということだけではありません。 世代交代しても、相互に接続している部分だけを変更するだけにとどめれば、総合的に見て失敗することになるでしょう。運用とは、タスクを特定して、タスクの実行に必要なキーストロークを少なくすることではありません。また、変化を推し進めることでもありません。運用とは、変更したことで、必要なタスクを実行できるようになるかどうかを理解することです。実際の取り組みは、「決定を下す」ことです。システムやツールの目的が、行うべき決定ではなく、行うべき仕事に向けられている場合、段階的に増加する利益しか得られません。 コマンドからインテントへの転換 このような考え方の当然の結果として挙げられるのは、デバイスの命令という観点から必要なものを表現するのをやめることです。高度なコンテキストコマンドにすべてを関連付ける必要があるのは非効率的であるだけでなく、それによって違いが生まれるわけでもありません。チームは、実現を目指すことに精通している必要がありますが、それに必要な構文に精通している必要はありません。 Apstraの買収によって生まれた、インテントベースのネットワーキングを構築するという全体的な取り組みは、事業者がシステムを活用して、到達可能性、セキュリティ、エクスペリエンスの品質、コンプライアンスなどの必要なものへと転換できることです。 その結果、それに応じてソフトウェアでネットワークを自動的に構成できます。 設計とアーキテクチャを成果に重点を置くようにシフトすることで、システム全体を異種混在環境で容易に運用できます。これにより、ネットワークチームは技術的負債の負担から解放され、ベンダーに依存しない導入と運用が改めて容易になります。 自動化から自動運転への転換 インテントさえも、より大きな一歩への一部に過ぎません。インテントベースの管理に移行することは重要ですが、変更の実行後や問題が発生した場合はどうなるでしょうか? 運用についてはプロビジョニングを検討する必要があります。なぜなら、運用は変更を管理するだけではないからです。システムは設計どおりに機能しているでしょうか?問題を特定し、トラブルシューティングを行い、最終的には問題を修正するために、クローズドループをどのように作成していますか? APIやランダムにコンポーネントを自動化することについて検討するだけでは、十分とは言えません。単なる自動化を超え、自動運転ネットワークへ向けて意味のある進展を果たすには、コマンドをバックエンドAPIコールに変換するだけではなく、それ以外の機能も備えたプラットフォームを構築する必要があります。そして、ネットワークの状態をモデル化し、状態を常にチェックし、詳細なテレメトリ情報を収集し、そのすべての情報に基づいて必要なタスクを実行することで、問題が発生する可能性がある時期と理由を事前に警告する必要があります。 接続性からエクスペリエンスへの転換 Apstraとの統合へ向け、インテントベースの管理を検討することから着手していますが、データセンター変革の中心となる他のすべての信条こそ、この取引を成立させたいという意欲の原動力です。Apstraは、単に標準的な手法を進化させただけではなく、運用全体についての新しい考え方を提供しました。そうすることで、Apstraはジュニパーを含む競合他社では提供することができない一連の機能を構築することができました。 銀行から公的機関や大学に至るまで、変革はすべての業種に関連しています。インテントベースのファブリック運用に対するApstraのアプローチにより、企業や事業体は接続性からエクスペリエンスへとシフトしています。 結論 エクスペリエンスドリブンのデータセンターポートフォリオを提供するには、運用を再考する必要があります。それは、アンダーレイ、オーバーレイ、テレメトリなどの基本的な要素から始まります。ハードウェアとソフトウェア、オンプレミスとクラウドも含まれます。エクスペリエンスドリブンのデータセンターポートフォリオは、標準ベースのプロトコルに基づいていますが、問題の根本原因を特定して、ビジネスの変革を促すことができるプラットフォームなしでは提供できません。 そのことは、最終的にはインフラストラクチャのビジネスではなく、ビジネス全般に焦点を当てることになります。Apstraとジュニパーの統合は、まさしくその実現につながります。 Apstra買収について、詳しくはこちらのニュースリリースをご確認ください。 詳細はこちら 今後の オンラインセミナー:Reimagine DC Operations – The Automated Data

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チャンスの到来に気づいていますか?

2020年が「興味深い」年として歴史に刻まれるのは疑う余地がないでしょう。地球規模のパンデミック、壊滅的な被害を与えた山火事、市民の暴動、命の危険があるオオスズメバチなど、 この1年間は様々な出来事がありました。 しかし悪いことがあれば、良いこともあるものです。 個人的には、初めての子供が生まれた2020年は、私にとってこれまでで最良の年でした。皆さまにとっては「無理矢理」だった在宅勤務も、私にとっては在宅勤務になったおかげで、娘と長時間一緒に過ごせたことは嬉しく、永遠に感謝します。 仕事の面でも実は良い年でした。業界の多くの企業が苦戦している中、ジュニパーネットワークスのエンタープライズビジネスは着実に成長を続けました。その大きな要因は、ジュニパーがエンタープライズネットワークの複数の重要な分野において大きな進歩を遂げたという事実にあります。これによりジュニパーは2020年に市場シェアを獲得しただけではなく、私見ですが、2021年もこれをさらに強力に進めることができる立場を確立しました。 企業としての注目すべき成果を簡単に振り返ります。 引き続きデータセンターネットワークの基準を設定:ジュニパーは、『Gartner Magic Quadrant for Data Center and Cloud Networking』でリーダーに3年連続選出されました。同様に、『 Forrester Wave™: Open Programmable Switches for Businesswide SDN』でも再びリーダーに選出されました。ジュニパーは、この両方でリーダーを獲得したベンダー2社のうちの1社となりました。拡張性、パフォーマンス、自動化、柔軟性など、重要な分野でアーキテクチャが強みを発揮したことが要因でした。その証拠に、Aveanna Healthcare、SEMRush 、Colruyt Groupなどのお客様にデータセンターを導入していただき、注目すべき成果を収めています。 また、ジュニパーはデータセンターの成功に安住するつもりはありません。その反対です。最近Apstraの買収を発表したのはそのためです。ジュニパーは 優れたインテントベースネットワーク、クローズドループの保証、マルチベンダー相互運用性を受賞歴のあるDCポートフォリオに追加して、データセンターの構成と運用をさらにレベルアップします。ジュニパーのポートフォリオ拡充の詳細については、業界の著名人であるApstraのCEO、 デビッド・チェリトン氏のブログをご覧ください。 有線/無線アクセスをリードする:今年ジュニパーは、『Gartner

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