2019年のジュニパーネットワークスによるMist Systemsの買収以降、ジュニパーは常にAIOpsやクラウドを活用してDay 0+の企業の運用を簡素化し、これまでにない俊敏性、拡張性、パフォーマンスを実現するとともに、エンドユーザーとIT担当者の両方に最高のユーザーエクスペリエンスを提供しています。キャンパスやブランチのポートフォリオ全体で一般的なMist AI™エンジンを活用することで、有線、無線、屋内位置情報、SD-WAN、セキュリティの各ドメインごとに独自に自動化、インサイト、アシュアランスの機能を取り入れ、クライアントからクラウドまで優れたユーザーエクスペリエンスを実現しています。
このような独自の機能により、特に当社のEXスイッチ製品とAIドリブンのビジネスは記録的な年間成長率を達成しています。有線アクセスに関してフィラデルフィア市、テキサス大学アーリントン校、Canadian Tireなどの著名なお客様が新規に加わり、ジュニパーは2022年の「Garter® Magic Quadrant™ for Enterprise Wired and Wireless LAN infrastructure」において3年連続でリーダーの1社に位置づけられました。また、評価対象のすべてのベンダーの中で、ジュニパーが2年連続で「ビジョンの完全性」および「実行能力」において最も高い位置づけであると評価されました。さらに、2022年のCritical Capabilitiesレポートの「Enterprise Wired and Wireless LAN」部門では、ジュニパーは5つのユースケースのうち4つで他社をリードしています。
しかし、有線スイッチングポートフォリオに関しては、現在の栄光に満足しているわけではありません。ジュニパーは本日、このポートフォリオに追加される2つの画期的な機能について発表します。それが、新しいキャンパスファブリックワークフローと、最新のAIドリブンクラウド運用スイッチであるEX4400-24Xです。これらの強化により、Mist AIとクラウドの高度な機能を、より多くのエンタープライズスイッチング環境に従来よりも容易に取り入れることができるようになります。
キャンパスファブリックワークフロー
キャンパスファブリックワークフローにより、EVPN/VXLANのキャンパスへの導入が従来よりも容易になります。クラウドとMist AIを活用したこの新しいスイッチングソリューションでは、シームレスな標準準拠のL2/L3ファブリックを実現できます。このような環境で以前から存在していた導入の手間や運用コストは発生しません。
お客様は、EVPNマルチホーミング、EVPNコア/ディストリビューション、IP Closなどの一般的な標準ベースのキャンパスファブリックを、必要なトポロジーの選択、デバイス/ロールの割り当て、設定のプッシュという簡単な3つのステップで導入できるようになります。
2023年1月18日のNetwork Field Dayで公開された、ライブデモをご確認ください。
「Bringing EVPN and VXLAN to the Campus with Juniper(ジュニパーを導入してキャンパスにEVPNとVXLANを取り入れる)(英語)」
キャンパスファブリックワークフローは、Mist Wired Assuranceのソフトウェアサブスクリプションですぐに使用できます。
EX4400-24Xイーサネットスイッチの紹介
新製品のEX4400-24Xイーサネットスイッチは、EXシリーズポートフォリオに最近追加されたばかりの製品です。他のEX4400モデルと同様、EX4400-24Xは、ネイティブのクラウドベースの運用によりシンプルかつ拡張性に優れた形で使用できるよう最適化されており、それと同時に、業界をリードするジュニパーのAIOpsにより最高のユーザーエクスペリエンスとITエクスペリエンスを実現します。たとえば、Mist AIでは、ゼロタッチプロビジョニングとワークフローの自動化により導入時間を短縮でき、フルスタックのイベント関連付け、異常の事前検知、セルフドライビングネットワークアクションにより迅速にトラブルシューティングを提供します。
具体的には、EX4400-24Xは24x10GbEポートのコンパクトなフットプリントとさまざまなアップリンクモジュールオプション(100GbE、25GbE、10GbE)を備えており、バーチャルシャーシで最大10メンバーをサポートできるため、エンタープライズキャンパスへの分散導入と低密度データセンターのトップオブラック環境に最適です。
EX4400シリーズのスイッチには、MACsec AES256やグループベースポリシー(GBP)を使用したスタンダードベースのマイクロセグメンテーションなどの重要なセキュリティ機能が搭載されており、IoTデバイスのニーズの拡大に対応できます。また、フローをリアルタイムで監視することで、継続的なセキュリティ上の脅威を防御します。
その他の「クラウド対応」EXスイッチと同様、EX4400-24Xスイッチでは、豊富なテレメトリをMistクラウドに送信することで実用的なクライアントレベルのインサイトをリアルタイムで生成し、Wired Assurance、Marvis、Mist AIを使用した運用で、Day 0-2+のIT運用を簡素化できます。
特長:
- 24×1/10GbaseX
- 2x100GbE/40GbEアップリンク/バーチャルシャーシ(HGoE)
- 一般的なEX4400アップリンクモジュール:
- 4x25G MACsec AES256
- 4x10G non-MACsec
- 1x100G MACsec AES256
- バーチャルシャーシの機能:最大10メンバーのバーチャルシャーシ、高ギガのイーサネット伝送
- 全ポート上にMACsec AES256:MACsec対応ポート
- キャンパスファブリックEVPN/VXLAN:EX4400-24XにはEVPN/VXLANの機能が搭載されているため、ネットワークアーキテクトは、Mistダッシュボードで数回クリックするだけで拡張性と柔軟性に優れたEVPN/VXLANキャンパスファブリックを導入できます。
- GBPを使用したマイクロセグメンテーション:GBPに基づくスタンダードベースのマイクロセグメンテーションにより、お客様はきめ細かいアクセス制御セキュリティポリシーを作成できます。
- フローベースのテレメトリ:EX4400-24Xシリーズのスイッチでは、トラフィックフローをリアルタイムで監視してフローベースのテレメトリで異常を検出することにより、セキュリティ上の脅威を防御できます。
- クラウドLEDおよびPhone Homeクライアント:容易にオンボーディングでき、デバイスの状態を明確に表示します。
ジュニパーのプロフェッショナルサービスですばやく簡単に導入
Mist AIによってネットワークの設計と導入が簡素化されます。ただし、追加のサポートを必要とされるお客様には、ジュニパーのプロフェッショナルサービスによってネットワークの導入期間を短縮できます。利用可能なサービスは、Wired Assurance導入サービスとキャンパス導入サービスの2つです。 ジュニパーのエキスパートがベストプラクティスを使用して、確かな設計を作成し、完璧なネットワークを導入して、稼働を開始します。
さらに、ジュニパーサポートインサイトを利用すると、カスタマーサポートのエクスペリエンスが強化され、ライフサイクル管理機能を向上できます。また、ジュニパーのポートフォリオ全体でAIドリブンのサポートが有効であるため、全デバイスの運用上の正常性を全体にわたって確認できます。このサービスにはジュニパーケアが含まれており、ジュニパーのデバイスを簡単かつ安全にクラウドに接続し、シンプルで使いやすいダッシュボードでネットワークを最適化する実用的なインテリジェンスを取得できます。
Mist AIの道のり
以上の新しいAIドリブン製品の追加機能により、サービス提供までの時間が短縮され、トラブルシューティングのコストを削減できるとともに、キャンパスネットワークの拡張性、パフォーマンス、セキュリティをさらに高めることもできます。当社は、ジュニパーの受賞歴のあるAIドリブンエンタープライズポートフォリオを継続的に進化させることで、お客様とパートナーのニーズに常に対応していきます。今回は特に、有線スイッチングソリューションの機能強化に関する最新情報をお届けしました。
詳細はこちら:
リソース: