ジュニパーは、ソフトウェアとSaaSのライセンスを管理するうえで、お客様が複雑さという問題に直面していることを理解しています。ライセンスが分散しており、条件がそれぞれ異なり、実際にいくらコストがかかるのか予測ができないことが、効率的な運用を妨げ、大きな負担となっています。
ジュニパーはこうした課題に対処するため、ソフトウェアライセンスとSaaSの購入、使用、管理を簡単な一括契約で簡素化するEnterprise Agreement(EA)を開発しました。EAを利用するとこれらのプロセスが統合され、運用効率とROI(投資収益率)が向上します。
Juniper Enterprise Agreementから得られる数々のメリット
EAには多数のメリットがあり、運用の効率化と柔軟性の向上に役立ちます。ライセンス管理が簡素化されると、運用が効率化し、ビジネスニーズの変化に迅速に対応できます。また、オプションも柔軟に用意されており、ジュニパーファイナンシャルサービスを利用した長期支払いも利用できます。
加えて、EAでは更新の管理が容易で、すべてのサブスクリプションを一括終了できるため、管理の負担が減り、ライセンスのニーズを常時把握しておくことも容易にできるようになります。
ジュニパーのEAには、コスト面でも大きなメリットがあります。ジュニパーケア、Juniper Mist AI促進サービスなど、エッセンシャルサービスの割引を受けられ、複数の製品の調達とユースケースを統合して発注プロセスを簡素化できます。
また、EAでは価格が保護されます。契約期間中の価格が固定されるため、コストを予算内に確実に収めて財務上のリスクを緩和できます。EAの長期ボリューム契約にするとコストが低下します。また、導入スケジュールの時間を調整でき、財務上の柔軟性がさらに向上します。
カスタム版かパッケージ版か:自由に選択
ジュニパーはお客様のさまざまなニーズに対応するため、EAのオプションとしてカスタム版とパッケージ版の両方をご用意しています。
カスタム版のEAは、お客様主導の導入スケジュールに合わせた内容で、高度にパーソナライズされたアプローチが可能になります。一方、パッケージ版のEAは、Wired AssuranceおよびWireless Assuranceを使用して導入し、簡素化されています。
どちらのオプションにも予期しない拡大に備えた交渉可能な条項が含まれており、財務上の柔軟性と安全性を丁寧にカバーしています。
Enterprise Agreementの導入事例
ジュニパーは、お客様のソフトウェアエコシステム管理を簡素化して強化する包括的なソリューションを提供し、運用上の効率性と財務上の安定性を確保できるようにする取り組みを行っています。さまざまな業界のお客様が、ジュニパーのEAから大きなメリットを得ています。
たとえば、ある製造業のお客様は、70か国、700か所の拠点全体でWi-Fiインフラストラクチャの調達と管理を効率化し、TCO(総所有コスト)を予測可能にして、すべてのライセンスを把握できるようにしました。
同様に、ある小売業のお客様は、800か所以上の店舗でJuniper SD-WANソリューションへの移行を進め、費用対効果の高い方法でライセンスを取得しました。必要に応じてサブスクリプションを柔軟に追加購入できるため、コスト全体が低減しました。
今後の展望
ジュニパーのEnterprise Agreementは、エンタープライズのお客様がソフトウェアとSaaSのライセンス管理の複雑さを解消できるように作られています。効率化されたプロセス、コスト面のメリット、個々のニーズに合わせた柔軟なオプションを提供するEAにより、企業は運用を効率化してニーズの変化に容易に適応できるようになります。ジュニパーは、お客様が戦略上の目標を達成し、今日の変化する市場で競争力を維持できるように、今後も継続的にお客様をサポートすることに専念します。
Enterprise Agreementの詳細については、ソフトウェアのWebページをご覧ください。