最初に明確にすると、エンタープライズディスカウントプログラム(EDP)とは、主要なパブリッククラウドプロバイダのサービスを割引料金で提供して、企業のお客様のコストを削減できるようにするプログラムです。ジュニパーはAWS、Google、Microsoftの3社とパブリッククラウドパートナーシップを締結しています。これにより、企業は、柔軟で費用対効果が高く、拡張性のあるシステムを構築できます。たとえば、AWSとのパートナーシップでは、数量割引、リザーブドインスタンス割引、カスタム価格設定契約など、さまざまなエンタープライズディスカウントプログラムが提供されています。
EDP契約を結んだ場合、お客様は実際の利用量にかかわらず、一定の期間(通常は1~5年間)にわたって最低限の特定料金を支払うことになります。EDPは、クラウドインフラストラクチャを今後も積極的に使用する予定の企業や、リソースのクラウドへの移行を今後さらに進める予定の企業に最適です。
EDPの割引、サービス、拡張性を活用
前述のとおり、EDPを利用すると、特に利用量が多いお客様は、クラウドサービスを大幅な割引料金で利用できるようになります。また、EDPの価格構成も、お客様があらかじめ定めた支出額に合わせて、予測がしやすいものとなっています。AWSの場合、すべてのサービスが単一の契約にまとめられているため、調達のプロセスを効率化できます。また、お客様を速やかにサポートする専用のAWSサポートプランも含まれています。
チャネルパートナーが管理するEDPのメリット
EDPの継続的な管理をチャネルパートナーに任せるということは、EDPに関連する重要な業務をパートナーが代わりに行うということです。これには、次のようないくつかのメリットがあります。
戦略的コラボレーション:チャネルパートナーはお客様のチームの一部となり、チームと緊密に連携してEDPを最適化します。これには、契約更新、コンプライアンス、サポートなどの業務も含まれ、これにより、お客様の社内リソースは他の重要な業務に専念できます。
日々の運用:利用状況の監視、支出額の追跡、EDPの条件の遵守など、日常的なタスクをパートナーが行います。チャネルパートナーは、お客様とパブリッククラウドプロバイダの間の調整役となり、コミュニケーションを効率化して問題を解決します。
コストの最適化:チャネルパートナーは、積極的に利用状況を監視し、非効率な部分を特定して、コストを最適化するための方法を提案します。これにより、お客様はEDPのメリットを最大限活用できます。
事前対応のサポート:チャネルパートナーは事前対応でサポートを提供して、あらゆる問題への速やかな対応、リソース拡張の支援、設定の調整、ワークロードの最適化などを行います。この専門的なサポートにより、円滑な運用が実現し、中断を最小限に抑制できます。
戦略的な計画策定:チャネルパートナーは、日々のタスクだけでなく、長期的なクラウド戦略の策定にも協力します。お客様のビジネス目標、成長計画、テクノロジーロードマップに沿ったEDPを提供します。
市場インサイト:チャネルパートナーは、市場の知識、トレンド、競争優位性につながるインテリジェンスを提供します。これにより、お客様は最新の情報を得ることができ、これに基づいてEDP戦略を適用できます。
関係の構築:効果的なEDP管理により強力なパートナーシップが育成され、信頼、透明性、相互理解が構築されて、全体的な関係性が強化されます。
最後に、チャネルパートナーが管理するEDPでは、お客様はEDPのメリットを最大限活用しながら、クラウドへの移行を進めることができます。
ジュニパーでクラウドのコストを最適化
ジュニパーは、クラウド市場に参加するネットワークプロバイダの中でも独自の地位を築いています。従来のネットワーキングインフラストラクチャ(ファイアウォール、ルーター、Wi-Fiアクセスポイントなど)でもSaaS機能を提供するようになったため、マーケットプレイスのプライベートオファーを通じてジュニパーのSaaS機能を購入すると、その購入金額はお客様が定めた支出額に加算されます。
ジュニパーのパートナーにとっては、お客様のテクノロジーに関するニーズと市場で利用できる経費とのバランスを取ることができるため、大きな付加価値となります。結果として、クラウドの予算を最大限活用するのに合わせてテクノロジーを戦略的に強化するという、他にない機会を得られます。
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