簡素化、生産性、信頼性
これらは単独でも優れたネットワークに欠かせないものです。しかし、ビジネスクリティカルなネットワークの管理に時間を費やしてきた人なら誰でも、これらを合わせた三位一体こそが、限られたITリソースで卓越したユーザーエクスペリエンスを実現するための本当のカギになると知っています。
ジュニパーがこの三位一体にどう取り組んでいるのかといえば、AIネイティブネットワーキングプラットフォームで実現しています。
これを基盤として、ジュニパーはあらゆる面でお客様をサポートします。卓越した高度なネットワークエクスペリエンスをエンドユーザーに提供しつつ、運用担当者の負担を軽減できます。これにより、新たな戦略イニシアチブや画期的なイノベーションを進めるなど、重要な案件に対応する余裕が生まれます。あるいは、家族とスポーツ観戦に行ける時間が取れるようになります。
AIネイティブの分析情報と自動化により、ネットワーク史上かつてない簡素化、生産性、信頼性(アシュアランス)がもたらされます。ダッシュボードで詳しく調べる必要がなくなります。トラブルシューティングの際に時間と苦労を重ねる必要もありません。ユーザーエクスペリエンスの向上につながらない変更もなくなります。これが、「NOW Way to Network(今すぐ使えるネットワークの構築)」です。今回のブログでは、ジュニパーのAIネイティブネットワーキングプラットフォームの特徴を示す具体的な例を紹介しましょう。
規定アクションと事前対応型アクションで簡素化
ネットワークは複雑です。さまざまな場所に分散した多数のクライアントとアプリケーションをサポートするために多様化せざるを得ないからです。
さらに事態を悪化させるのが、ネットワークの稼働停止によってすべてがストップすることです。従業員は必要なデータにアクセスできません。学生はレポートを提出できません。遠隔医療は停止してしまいます。
ネットワークの複雑さを完全に解消できるとはいいません。しかし、ネットワークをもっとシンプルに、もっと直感的に管理や保守できるようにすることは可能だと言い切れます。
その方法はAIとクラウドの活用です。
ジュニパーでは、この9年間で取り扱っている、世界一複雑な複数の高性能ネットワークのデータを、さまざまなAI(人工知能)、ML(機械学習)、データサイエンスの手法を通じて、実用的な分析情報にリアルタイムで変換しています。これだけでも、混乱状態に大きな秩序がもたらされます。さらに、これらのデータへのアクセスとアクションをさらにシンプルにするために、業界初のAIネイティブ仮想ネットワークアシスタントを導入しました。それが「Marvis」です。
Marvisでは、簡単に質問するだけで、説明と指示を含む回答が得られます。たとえば、「今日はネットワークのどこが悪い?」と聞くと、「スイッチ5でポート12に不良ケーブルが接続されており、以下のユーザーに影響しています。ケーブルをテストして交換してください」というように答えてくれます。
お客様側のVNA(Virtual Network Assistant)では、問題を簡単に見つけることができます。見つけにくいような問題でも同様です。数え切れないほどのダッシュボードや終わりの見えないイベントログを詳しく調べる必要はありません。Marvisによってビッグデータがビッグインサイトに変換されるため、IT部門は最重要課題に取り組めます。これこそが、本当のビッグディールです。
運用担当者の生産性とエクスペリエンスを向上
簡素化と生産性は表裏一体です。ネットワークの問題を特定し、理解し、事前対応で修復できるようになると、戦術的な事後対応に費やす時間が減り、新機能の展開のような戦略的な施策に費やすことのできる時間が増えます。
たとえば、AIネイティブネットワーキングプラットフォームでは各ドメイン(有線、無線、WAN)のアクティビティが関連付けられるため、問題の発生場所、原因、修復方法が正確にわかります。間違った手がかりを追うことがなくなります。また、ほとんど再現できない断続的な問題を再現しようとする無駄な時間もなくなります。これに費やす時間は最も無駄な時間と言えます。
よくある例が、ZoomやTeamsでの問題です。問題はアプリケーションなのか? コンピューターあるいはモバイルデバイスか? 無線ネットワーク? WAN? もしかしたら誰かの飼い猫がキーボードの上でいたずらしているのかも?
ジュニパーのAIネイティブネットワークでは、イベント関連付けを使用して、問題を即座に特定し、どんな人間よりもはるかに速く根本原因を突き止めます。そこから必要な情報を得た運用チームは、頼られる存在になります。
ジュニパーは、データセンターへのAIOps導入とインテントベースネットワーク構築も手掛け、この分野での目覚ましい生産性向上を可能にしています。たとえば、新サービス展開時の設定ミスを回避したり、複数ベンダーのデバイスの管理に、信頼できる単一の情報源を使用することが可能です。つまり、始めから物事を正しく進められるため、ITの運用においても大きな時間の無駄を避けられます。
ユーザーエクスペリエンスを保証
ネットワークの信頼性は、あらゆるIT運用チームにとっての最優先課題ですが、その達成は必ずしも容易ではありません。
単にネットワークを稼働させているだけでは、最適なユーザーエクスペリエンスを実現できているとは限らないのです。
では、どうすればネットワークの信頼性を保証し、全般的に卓越したエクスペリエンスを実現できるのでしょうか? その出発点にふさわしいのが、SLE(サービスレベル期待値)です。
ジュニパーのAIネイティブネットワークでは、ユーザーエクスペリエンスに影響する主要指標を設定して、それらを監視し、問題が発生したら対処できます。
たとえば無線においては、ローミング、カバレッジ、容量、スループットなど重要な属性に関する、カスタマイズ可能なSLEを設定できます。しきい値(80%など)に満たないユーザーがいたら、MarvisからIT部門に自動通知が送信され、場合によっては是正措置が取られます。これにより、ネットワークの信頼性を可能な限り確保できます。さらには、接続の存在だけでなく、その能力が最大限に発揮されていることを保証できます。
AIネイティブネットワーキングプラットフォーム活用の好例として、マイクロサービスクラウドもあります。信頼性のためにまさに徹底的に設計しました。あるサービスに障害が発生すると、別のサービスが自動的に起動します。アップグレードが必要なときにも、クラウド全体を停止させる必要はありません。
NetflixやX(旧Twitter)など、常時稼働のネットワークを運用する企業は、このようにして稼働停止をなくし、ネットワークパフォーマンスへの影響を排除しています。
これらを実現するために、ジュニパーネットワークスをぜひご利用ください。
AI時代の「NOW Way to Network(今すぐ使えるネットワークの構築)」を定義
この新しいキャンペーンは、ジュニパーネットワークスにとって1つの節目となります。マーケティングの観点からではなく、イノベーションの観点からの節目です。この機会に、AIネイティブネットワーキングプラットフォームの革新的なメリットを紹介します。声を大にしてお伝えしたいことですが、運用担当者はシンプルさ、生産性、信頼性を手に入れて、優れたネットワークエクスペリエンスとユーザーエクスペリエンスを提供できます。
新しいCMはご覧になりましたか? ぜひご覧ください。
最新ネットワーキングの変革の詳細については、こちらをご参照ください。
ジュニパーは、AIネイティブネットワーキングプラットフォームを中心にすべてを進めています。
「NOW Way to Network(今すぐ使えるネットワークの構築)」の変革的なパワーをお客様にご利用いただけるよう、いつでもご相談を承ります。