ITの新時代をリードするミストシステムズ(Mist Systems, a Juniper Networks company)は、あらゆる規模の企業におけるIT運用の簡素化、拡張性、インサイトを提供します。以下のコンポーネントを利用するお客様は、ITコストの削減、運用効率の最大化、ユーザー体感の最適化を図る、業界初の「AIドリブンエンタープライズ」を実現することができます。
- 拡張性の高い抽象化された制御により、ネットワーク運用に回復性と俊敏性をもたらすマイクロサービスクラウドアーキテクチャ
- ワークフローを自動化し、予防対応可能で効率的なIT運用を実現する100%プログラマブルなプラットフォーム
- 高額なオーバーレイのハードウェアやソフトウェアを必要とせずに、自動化とインサイトを提供する統合されたAIエンジン
- 大規模なデータ収集と分析により導かれた、ユーザー体感に関する正確なインサイト
ミストシステムズは、AIドリブンエンタープライズにおける堅ろう性、簡素化、拡張性を向上させるため、新たに以下を発表しました。
「AI for AX」
ミストシステムズのアクセスポイントは、コスト効率と拡張性に優れたプラットフォームに、Wi-Fi、仮想ビーコン(vBLE)、IoTを統合し、当社のクラウドで管理できる独自のソリューションです。ミストシステムズはこのたび「IEEE 802.11ax」アクセスポイントとして、APシリーズに新たに「Mist AP43」を加えました。
また、ミストシステムズは「IEEE 802.11ax」のメリットを最大限に活かすため、「AP43」にAIを採用します。「AI for AX」の特長は、以下の通りです。
- 周波数/帯域におけるインテリジェントなロードバランシング
- 直交周波数分割多重接続(OFDMA)のサブキャリア割り当てをモニタ、適用するサービスレベル
- 高密度Wi-Fi環境向けの基本サービスセット(BSS)カラーリングの割り当て
- AI駆動アルゴリズムを使用したスティッキー問題の防止
「AP43」の主な特長は、以下の通りです。
- 5GHzデュアル無線搭載の「IEEE 802.11ax」
- セキュリティ、ネットワーク、位置センシング専用とする第3のデュアルバンド無線
- 802.3bzマルチギガビットイーサネットアップリンク
- ミストシステムズ特許取得済みの仮想ビーコン(vBLE)アンテナアレイ
- IoT拡張ポート
「Mist Edge」:キャンパスにマイクロサービスを拡張
クラウドでの無線管理には非常に多くのメリットがありますが、遅延、パフォーマンス、アーキテクチャの要件(トンネル終端やVLANタグ付けなど)に応じて、環境によっては特定のネットワーク機能をオンプレミスで処理する必要があります。「Mist Edge」はこうしたギャップを補うため、マイクロサービスの一部をキャンパスで実現すると同時に、ミストシステムズのクラウドとその分散型ソフトウェアアーキテクチャを活用することで、拡張性と俊敏性に優れた運用、管理、トラブルシューティング、分析を実現します。
「Mist Edge」のユースケースは、以下の通りです。
- ゲストアクセスと企業トラフィックのスプリットトンネリング
- アクセスポイント間で通信されるトラフィックをオンプレミスでトンネル終端、大規模キャンパスネットワークでのシームレスなローミング
- リモートアクセス用のバーチャルプライベートネットワーク(VPN)テクノロジーの代替として、分散拠点や在宅ワーカーにバーチャルLAN(VLAN)を拡張
- IoTデバイス向けの無線バックホール
AI駆動型サポート
ミストシステムズは、IT運用を簡素化するためだけでなく、サポートモデルにもAIを活用しています。
- 障害が検出された際には、顧客やパートナーに予防対応的に通知することが可能になり、迅速に問題解決ができるようになります。問題が解決せず、さらなるサポートが必要な場合は、自動的にMist TACのTier 3エキスパートにチケットが送信されます。
- 従来のTier 1サポートを呼び出すモデルでは、Tier 2に転送される際に、まずユーザーが電話で状況を説明する必要がありました。それに対して、今回発表となった新しいモデルでは、AI駆動型バーチャルアシスタントである「Marvis」を活用することで、お客様やパートナーがミストシステムズに連絡した段階で、担当エンジニアに状況を共有しておくことができます。これにより、最初の「問題調査」の段階を省略することが可能です。さらに、「Marvis」が問題に関するインサイトをTACスタッフに提供することで、お客様との最初のやり取りからTier 3レベルの対応を実現します。
ミストシステムズのお客様とパートナーは、以下のような独自のメリットを得られます。
- 異常が検知されると、動的パケットキャプチャ(dPCAP)が自動的に情報を収集し、トラブルシューティングのためのオンサイト対応にかかる時間を短縮
- 機械学習を活用したイベントの相関分析により、有線、無線、デバイスの各ドメインにわたり問題の根本原因を素早く特定
- 主要な有線/無線におけるサービスレベル期待値(SLE)の設定、監視、強化を可能にし、障害発生時には自動ワークフローで対応
- 仮想ネットワークアシスタント(VNA)である「Marvis」が、トレンドのインサイト、問題に対する修正方法の提案を含め、自然言語クエリとAI駆動型インテリジェンスを活用した統合ヘルプデスク機能を提供
お客様やパートナーが、問題を解決できる担当者に連絡したり、詳細な状況を説明しなければならなかったり、といったことは、もはや過去の話になるでしょう。ミストシステムズの最終的な目標は、予防対応可能な通知と自己回復でトラブルチケットをなくすことですが、そこに到達する前であっても、可能な限り迅速に手間のかからない問題解決を図りたいと考えています。
当社は、このような画期的な拡張機能を搭載したワールド品質のプラットフォームを強化し、AIドリブンエンタープライズに求められていたシンプルさ、拡張性、インサイトをもたらす新たなイノベーションを実現できるよう取り組んでいます。上記の新しい製品やサービスについては、ミストシステムズ、ジュニパーネットワークスの営業担当者、またはinfo@mist.com宛にお問い合わせください。